輝きの彼方

twitterでは表しきれない、自身の素直な気持ちを書き殴っています。自分の足跡を、経験した事を形として残し、自分の人生が最高だったと思えるように。 人生経験の目標と振り返り。二次元コンテンツの考察と感想など。

【感想】君のEntranceに背中を押されてここに来た。

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アイカツオンパレード!OP『君のEntrance』最高だった。

 

基本的にアイカツ好きであるならば大抵の曲は良いって言うし、知らない人に聴かせたところで「まあそれなりに良いんじゃない?」程度の感想しか得られないだろう。

つまり、アイカツが好きっていうバイアスが効いているからこそ響くものがあったんだろうけど、俺は「最高だった」って一言だけでこの感動を終わらせたくなかった。

曲解釈なんてしたことないし、解釈マウント取りたいわけでもない。

ただ、とにかくめちゃくちゃ良かったぞってことを印象に残った歌詞に沿って書き殴らせてくれ。

アイカツオンパレード!本編はでは、まだ主人公らきがこの曲を、或いは歌詞を体現してはいないので、あまりらきやあいね達に沿った感想でないのでご了承頼む。

 

■君のEntrance

<1番>

『あの日と違う自分がいた 今を好きになる ありがとう』

 →(解釈)あの日、あの頃。くすぶっていた自分とは違う自分がいた。それはもう未来では無くて、今ここに立っている自分の姿だった。

 あの時は自分のことが好きになれなかった。嫌いとさえ思う事があった。でも今は違う。今の自分を心から好きになれる。今日まで頑張った自分にありがとう。

 

→(感想 )これはきっと辿り着いた者にしか得られない感動。感謝の気持ち。きっとそれは頑張っている人の未来の姿だと思う。

 

『ふと見上げた空は高く広すぎた。 息をはいて 扉開けた』

→(解釈)ちょっとした憧れ、夢を感じた瞬間。ワクワクすると同時に、見上げた高みはちっぽけな自分にとって、あまりにも高すぎて広すぎた。青く広がる空には道なんて勿論、目印だって無い。飛び込んだらすぐに迷子になってしまうかもしれない。でも、最初の一歩を踏み出さなければ、目の前の扉を開けて先に進まなければ何も始まらない。緊張に震える自分を落ち着かせるように、ゆっくりと息を吐いて、重い扉に手をかけた。

 

→(感想)こうなりたい。自分もあんな風にキラキラしたい。そう思って少し調べてみたり、理想の姿と今の自分を比べてみたり。でも圧倒的な壁の高さに、「自分になんか無理だよ」「馬鹿にされたらどうしよう」「上手くいかなかったらどうしよう」なんて尻込みしてしまう。でも、今とは違う自分になるためには、何かを得ようとするなら、誰に何を思われようと、不安だろうとまずは一歩進むしかないんだよな……。

 

『やっと 世界の全てが変わった 今を好きになる ありがとう その一歩先が次のEntrance』

 →(解釈)踏み出して、見えたものがあった。その世界は今まで見ていた世界とはまるで違った。同じ世界なのに、自分が見ている世界は灰色から虹色に変わった。毎日がなんとなく流れていたあの日と違う。今この瞬間が大好き。そう言える。あの時勇気を出した自分にありがとう。もう迷わない。一歩先に、次の入り口が見えているから──。

 

→(感想)曲を一番だけで捉えるとこの時点で既に成功しているんだけど、「やっと」という感覚や「次のEntrance」って言葉。それは達成したんじゃなくて、一歩踏み出した瞬間に自分を取り巻く世界が変わったっていう感動で、あれだけ広大に見えた空でももう迷わないっていう、次に進んでいく希望を感じた……。

 

<2番>

『言葉にした理想は まだほんの欠片だった 向こう側はぼやけていた』

『変わってしまうことが怖いと思った。全部持って 歩き出した』

 →(解釈)「●●になりたい」そう口にしたはいいものの、その現実味が自分にさえ感じられなくて、目指すべき先はぼんやりとしていてよく見えなかった。何をすればいいのか、どうなりたいのか。まだ全然分からなかった。

→(解釈)先に進むということは、今までの自分が変わってしまうということ。それは怖い。今までと同じ生活に戻れば、そんな怖い思いをしなくて済む。そんな風に思ってしまう自分が嫌だった。でも、何かを得るために何かを捨てる覚悟なんて自分にはなかった。

だから、今までの自分を、好きな自分も嫌いな自分にも嘘を吐かないで、全部連れていくことにした。

 

→(感想)この歌詞がマジで突き刺さった。●●になりたいって常々思っているが、それは人に説明なんて出来るものじゃなく、自分でさえ実は分かっていない。今までと同じ場所に居るのが楽だから、変わりたい筈なのに変わることが怖い。でもきっとこの歌詞は、何かを捨てるんじゃなくて、全部もってけ!って励ましてくれているように感じた。

 

『憧れはまた 膨らんだ 全身を震わせた この瞬間のために生まれてきたんだ』

 

→(解釈)何かを達成し始めた時、最初は見えなかった次の憧れを見つけた。そこへ辿り着きたいってワクワク感に全身が武者震いのように震えた。心の底から湧き上がるこの感覚。生きている感覚。きっと自分は、この一瞬の感動の為に今日まで生きてきたんだ。

 

→(感想)自分の場合だと、いつかはしたいなって気持ちだけだった同人活動をやった時。初めて1冊が誰かの手に渡った時。あの時の感覚がそれだった。今までの苦労が報われた。この時の為に、今日まで諦めないでよかったって気持ち。思い出してボロボロ泣いた。

 

『「こんな自分」って言わなくなっていた いつかは訪れる さよなら その一つ一つが次のEntrance』

 

→(解釈)一歩踏み出す前は「こんな自分になんか……」と、いつも後ろ向きだった。口癖のように思っていたけど、ある日気付いたら、言わなくなっていた自分に気付いた。今までの自分と、そしてこれから訪れる沢山の人やモノとの別れ。でもそれは悲しいだけじゃない。そこからまた始まっていくんだ。

 

→(感想)自分を好きになりたい。夢さえ堂々と語れない。口先だけで努力をしない。自分には才能が無いから……。弱音を吐いてばかりの「こんな自分」とサヨナラしたい。だからこそ、今はとにかく信じてやるしかないんだよな……。

 

<ラスサビ>

『あの日あの時はじまった 本当の本気を見つけた そして強くなってまた出会える』

『今 あの日と違う自分がいた 何度も涙を流した ずっとありそうでなかったリアル』

『みんな 背中を押されてここに来た そばにいてくれて ありがとう 必ずあるよ次のEntrance』

 →(解釈)自分の全ては、あの時一歩踏み出した瞬間に始まった。口先だけじゃない、気持ちだけじゃない。本当に本気になれる自分を見つけた。

 そして今 強くなった未来の自分が今と重なった。決して楽な道じゃなかった。何度も涙を流した。それは今だけじゃない、ここにくるまでも、何度も。夢に描いたリアルに手を触れられた。夢は夢じゃなくなったんだ。その事実に、やっぱり泣いた。

 でも自分だけじゃない。同じ場所に立っている人達は皆、自分の力だけじゃなくて誰かに励まされて、隣で支えてくれて辿り着いている。皆も不安に思うことはないよ。一歩踏み出そうと思ったら、必ずすぐ傍に、その入り口がある』

 

→(感想)本当の本気って言葉にドキリとした……。強くなりてぇ。そんなありそうででも決して現実ではないそのリアルに辿り着きたい。今の不甲斐なさに涙を流すだけじゃなくて、辿り着いた感動に涙を流したい。今、この曲に背中を押された。不安に思うことは無いんだよな……!

 

■総括

いやもう言いたい事は全部言った。

後はもうこの歌詞のように扉を開いて歩き出すしかないんだよな。

憎いことに曲名は『君のEntrance』

つまり、それは決して画面の向こうの空想のアイドルだけに当てはまる曲じゃないんだよな。俺のEntranceってワケだ……。

やってくぞ。

とにかく自分は12/31に小説の賞に出す目標を達成して見せる。一度断念してるので、今度こそ。

 

カナタWAVE