輝きの彼方

twitterでは表しきれない、自身の素直な気持ちを書き殴っています。自分の足跡を、経験した事を形として残し、自分の人生が最高だったと思えるように。 人生経験の目標と振り返り。二次元コンテンツの考察と感想など。

芸能人はカードが命!15

f:id:kanatawave:20180309214622j:plain


芸能人はカードが命!15 お疲れ様でした!!

小さな一歩だけど、大きな一歩でもありました。

最高に楽しかったし、何より温かかった。ありがとう……

この気持ちを忘れる事無く、ここに書き残します。

 

☆☆☆コンテンツ☆☆☆

・芸カ前日~前編~

・原稿に込めた気持ち

・芸カ当日~後編~

・打ち上げ

・振り返って、これから

 

 

・芸カ前日

前日は仕事だった。埼玉の実家にも帰らなければならなかった。それでも、8時間寝たい、と思っていた。いや贅沢は言わない。せめて6時間、と……。

しかし時計を見るとAM3:00。モンエナの飲みすぎという事もあり、発狂寸前だった。

原稿は既に入稿していたが、色紙ってヤツを書いてなかった。だから、日が変わって当日から色鉛筆を買ってきて塗り塗りしていた。

虹野ゆめの誕生日が終わってしまった……。武道館2日目も行けなかったし、アニメもリアタイ出来ない。虹野の大事な日に立ち会えないお前の人生いつもそうだ……とか錯乱しながら虹野を描いてて、線画が終わったからちょっと乾かすがてら今日の準備をしよう、と立ち上がった瞬間、コーヒーをぶちまけて虹野が汚れてしまった。

「あああああああッ!!」と発狂しながらも、描かない方が後悔すると思って、泣きながら予備の為に取っておいた2枚目の色紙を描き終えたのが朝の4:00だった。でも、やっぱり描いて良かった。

・芸カ当日

アホみたいなスケジュール管理のせいで睡眠不足になり、当然の如く入場はギリギリになってしまった。自分のスペースの周囲に神絵師さんばかりで恐縮、とっても恐縮です…!とか思ってたけど正直頭は働かず寧ろハイになって設営していた。

会場は蒲田産業プラザ。最初名前にピンとこなかったが、約三年と半年前、東方のオンリーでサークル参加していた友人の手伝いで会場に来ていた事を思い出した。

設営が一般入場開始ギリギリに終わり、折角シャワー浴びたのに汗だくになりながら椅子に腰かけた。

その時は、前述の通り変に気持ちが昂揚していて(多分モンエナと睡眠不足の所為)、緊張とかはあまりしていなかった。だからこそ、自分の作品が1部売れた時、初めはあまり実感が湧かなかったが、段々、ふつふつと言葉に出来ない感動が込み上げてきた。

 

・原稿に込めた気持ち

今回の芸カは自分なりに、覚悟にも似た思いがあった。(いきなり重い……)

大袈裟って思われるかもしれないけど。

半年前、芸カ13の時、絵を描いたり表現したりするのが好きで、マイブームはアイカツ!である自分が、こういったイベントに参加せず、「何してんだ、俺……?」と焦燥感と自己嫌悪に陥ったあの時から、ブログを開設して今回の芸カは絶対参加すると豪語していた。

いや、ほんと。当日まで辛い気持ちがあった。

同人活動は、芸カが初めてではなく、大学生活の中で何度かサークル参加をしていた。

でも。その時は、結果はお世辞にも成功と言えず、売れた部数はマジの「0部」とか「1部」とかを経験していた。(今思い出しても辛い…。勿論、あの時は画力もノウハウも何も無かったんだけど)

その癖、絵を描くモチベだけは高いと自分で思ってたし、絵や趣味に対する自分の考え方や、理想論のようなものを周囲に語っちゃったりしていた。だからか、ここ最近周囲の目線がなんか軽く見られてるというか、口先だけと思われているような、そんな雰囲気さえ感じちゃって(自分の勘違いかもしれない)、絵が好き!と堂々と言う事さえできないような、自分で自分を追い詰めている感覚があった。

友人にハッキリと「カナタWAVEは絵が下手だから」と言われた事もあってそれが胸に楔のように残り続けて、だからこそ。今回の芸カは絶対に、ラフを書き始めてから〆切まで残り20日しか無くても、使える有給が残り0日でも、仕事を定時で蹴っても、体調を破壊しても、例えコピー本になったとしても、絶対参加するって意地があった。ここでまた、仕事だなんだと言い訳して参加しなかったら、周囲からの信用も、自分自身の好きって気持ちも嘘になって、自分はお終いだなって感覚があった。

(正直、友人のそういった正直な言葉があったから、仕事終わりでも寝落ちせずに描き切れた事あるなって思ったし、ある程度は悔しさをバネに出来る自信があったので、今思えば寧ろ感謝です……)

 

だから、自分の作品「同じ学部の虹野さん」のお品書きが、自分の中では初めて沢山の人にいいねやRTされた時、ほんとにほんとに嬉しかったけど、でもそれは自分の「勘違い」なんじゃないかって凄く怖かった。以前は最低部数ですら大半が余ったから今回も惨めな思いをしたくないって、今回もそうして、当日まで値段を迷って、20Pで400円って値段を付けたけど、それすら調子に乗ってんじゃないかって恐れ多かった。

 

・芸カ当日~後編~

でも、今回の芸カは自分の同人活動の中で一番楽しい想い出となった。

約4時間のイベントが一瞬のように過ぎて行った。ひたすらスマホを弄ってる過去の自分は居なかった。

兎にも角にも、手に取って貰えたこと、「あらすじが面白かった」、と声をかけてくださったことが本当に嬉しかった。自分がコミュ障なばかりに、終了までには挨拶に行こうと思ってたフォロワーさんの方々がわざわざ足を運んで自分のスペースまで来てくれて、テンパって何も気の利いた事が話せなくて申し訳ないと思ったし、それ以上に心が温かくなった。唐突に「Perfume」を布教し始めた(?)方が居て困惑したけどそれすら嬉しかった。

結果、「いつかは…」と思っていた夢の一つ「完売」の二文字を書く事が出来た。たった30部だけど、なんていうか……、報われたような気がした。

誕生日と合わせて描いた虹野ゆめの色紙が、スペースに来てくださったフォロワーさんに渡った報告をついったで見て、そこでなんか色々込み上げてきちゃって、一人でトイレの中でちょっと泣いてしまった(笑)

・打ち上げ

きっかけは虹野ゆめ誕生日合同に参加していて、打ち上げのお誘いが来たからなんだけど、当時はどうにでもなれ!って気持ちで参加申請した。蓋を開けるまでもなくぼっちじゃん……と、イベント後の疲労と相まってちょっとブルーになってた。集合場所に着いた時、それらしい集団が見当たらなくて、自分の知らない所で情報が回り、もうほかの人たちは既に始まってるんじゃ……って思ったし、キモイ、とかいじめられたらどうしようって割と本気で考えてた。

始まってみると、わざわざこの日の為に用意した下さった"あの"虹野の特大ケーキが暗闇の中大勢に囲まれて(虹野が暗闇の中で囲まれている!)とか(虹野入刀!(ナイフ)入ってる!)とか普段の調子を取り戻した…と思う。

あ、たまに猫被ってるとか友人に言われるけど、どちらかというとビビりなだけです。実在性神絵師が神作家が実在している…ッ!?ってなってただけです……。

しかし、盛り上がってくると皆、アイカツのオタクなんだよな…ってちょっと感動したし、皆いい人だった……。いじめられたりキモイなんて言われる事なかった。

ゆめちゃん(のケーキ)、甘酸っぱくて美味しく頂いちゃいました♡

 

・振り返って、これから

今回の芸カで得たものは、「絵を描き始めてから今日まで、諦めないでよかった」という気持ち。ほんとにここまで読んでくれた人は「何を大袈裟な」とか「自分に酔ってる」とかもしかしたら思ってるかもしれないけど、本当にそう思ったんだ……。

売れるとか以前に、認められたかった。チヤホヤされたかった、仲間や友人が欲しかった。輪の中に入れてほしかった。堂々と好きって言いたかった……。そんなエゴな気持ちがあって、そんな下心がある自分は「悪くないし、誰にでもある感情」と頭では思いつつも、やはり自己嫌悪に陥って辛い気持ちがあったから。

さて、ここまで湿っぽい話をしてちょっと恥ずかしくなってしまったが、ここからの自分が、いよいよ大事である。

歳を重ねてく中でどうしても考えずにはいられない。正直、分からないんだ。何も。人生これでいいのか、とか。何が正しいのか、とか。分からないけど自己嫌悪や、鬱な気持ち、皮肉る気持ち、うずくまっていても愚痴っても、そこに自分の「楽しい」は無いって事だけはハッキリ分かるから、闇雲にあれこれ手を伸ばしてみた。『正解は私が決めるの』って、スタージェットの歌詞に縋った。

でも、やるべき事が見えた。やっぱり、絵の練習をすること。自分を磨くこと。

虹野ゆめ合同を企画してくれた人、打ち上げの幹事をしてくれた人、自分の絵をいいねしてくれた人、スペースに来て声をかけてくれた人、本を手にとってくれた人、温かい感想や励ましの言葉をくれた人、自分を応援してくれた友人、沢山の人に心の底から感謝の気持ちを伝えたいし、この気持ちを書き残したかった。

 

もう正直自分でも何書いてるか分からなくなってきたので今日はこの辺で。

 

次回も芸カ、頑張るぞ!!

 

 

カナタWAVE