【一人旅行】北海道:小樽・札幌記録
9/24~9/26。20代半ばにもなって初めて、一人旅というものをしてきました。
・きっかけ
社会人四年目。大分慣れてきたといっても決まって夏季休暇の前には大試練が立ちはだかり、俺は大分精神を摩耗していた。
そもそも、今年の上半期は「人生始まったな」と思うくらい快調な滑り出しだったのに、4月頃から一気に急降下。2018年から休まず参加し続けた、割と生きるモチベだった同人イベント「芸能人はカードが命!」も参加できないくらい精神がオワオワリだった。
連続予告なしで会社を休みまくり挙句の果てに遅刻をし先輩に怒られたけど当時は完全に不貞腐れていた。(因みに有給は残り1……)
夏休みを迎えるにあたり予定が何も決まっておらず、でも自分は何もしないで引きこもってる方が精神的にクる為、勢いで前からしたいと思っていた一人旅を遂に決行することにした。
体力の最大値及びMPを回復するために。
・スケジュール
突貫でほぼ飛行機の中や当日朝起きた時に決めたけど時間の無駄は無かった。
■1日目(東京→小樽)
・小樽
・昼(三角市場・滝波食堂)
・天狗山
・小町湯温泉
・夜(小樽スマイルホテル)
■2日目(小樽→札幌)
・小樽運河
・昼(ヤン衆 北の酒場 小樽運河店)
・かま栄のかまぼこ
・堺町
・小樽→札幌
・藻岩山
・テレビ塔
・すすきの(夜空のジンギスカン)
・温泉(湯香郷)
・夜(札幌パークホテル)
■3日目(札幌→東京)
・昼(吉山商店)
・札幌駅(北海道どさんこプラザ )
なぜ北海道、しかも札幌・小樽にしたのか。理由は大体こんな感じ
①初の一人旅だから、とりあえず上から攻めよう
②北海道ありえん広くて上とか右に行き過ぎると帰ってこれなくなりそうだからメジャーなところにしよ
自分のブログはいつも感情の感想になりがちだからちょっとは旅レポっぽくしたいけど、あまりがっつり旅レポするのも自分らしくないので中間を心掛けていく。
それではれっつ・ごー。
・一日目:東京→小樽
■羽田空港
なぜか風邪っぽい感じの症状が夏休み始まってからずっと続いていた。
とりあえず何の予定も立てず勢いで飛行機のチケットを予約した。飛行機自体高校生の時の修学旅行で一回きり。飛行機の乗り方も空港がどんなところかもどうやってアクセスするかも分からなかった。(羽田空港はなんか駅行って外歩くのかな、とか本気で思ってた……)
るるぶ片手に羽田空港に着いて、荷物の預けようとした時、自動で預けてくれる機械みたいなヤツに出くわして結構迷った。
(ぇ、どうやって操作するんだろう……)
(ぇ、本当に目的の飛行機で運んでくれるの……?)
暫くの間腕を組みながら他の人の様子を伺っていた……。
人生で一度は乗った事あるはずなのに微塵も思い出せないまま、けれど時間に余裕を持って乗ることが出来た。さらば東京。
飛行機は全然酔うとかなく、さりとて窓側でなかった為感動も得られず、ひたすらるるぶを眺めて予定を決めた後、めぐリズム着けて爆睡した。
■昼(三角市場・滝波食堂)
新千歳に着いてすぐ小樽に直行した。
時刻は16時くらいになってお腹が限界だったので、小樽駅すぐ近くの海鮮市場『三角市場・滝波食堂』でお昼にした。
うに・かに・いくら!!!
行く前からずっと頭の中で三すくみのように唱え続けていたのでいざ目の前にしてようやく北海道に来た感覚になってビールと一緒にがっついてしまった。
めちゃんこうまかったけど、わさびが尋常じゃない程効いてそれが風邪気味の喉を穿って死んでしまった。
■天狗山
小樽に着いて「さて、最初に何をしましょうかね……」ってなったとき、俺の場合は「山」だった。
山好きなんですね……虫とか熊とか遭難とか怖いけど。
というわけでバスを乗り継ぎ天狗山ロープウェイに。めちゃんこ寒かった。でも……。
すごい綺麗だった……
『日本新三大夜景都市』らしい。
この時点で「ああ、来てよかったな」となってしまった。
撮った場所は山の展望台のようになっていて、暗くなると辺りがよく見えず、転んだら真っ逆さまやねんってちょっと怖かった。
暗がりの中でカップルが良い感じになってるのを目撃して俺は寒さに耐えきれず室内に戻ってお茶菓子を嗜んだ。
(ロケーションは最高だけどちょっとぼったくりだったな……。でも冷えた体にお茶が染みた)
■小町湯温泉
天狗山を下りてとにかく寒かったので温泉に入りたかった。しかし、小樽自体別に温泉で有名なんてことはなく、時刻も20時を超えていて、バスで行ける所も行けなくなったりと大分選択肢が限られ、googleで調べた南小樽の温泉に足を運んだのだが……。
なんか……やばくない?
観光地故なのか、辺りに人気は殆どなく、暗がりの中に立つそれは本当に温泉なのかよってかなり、気持ちがげんなりしていた。(でも調べると評価はそこそこ良い)
入ってみるとありえんくらいのオンボロで、入浴料は地元の銭湯よりも安かった(440円くらい?)
そしてお湯が地獄のように熱くてアイエエエ!ってなってた。
でもなぜか出た後も身体が暫くポカポカしていて、風邪も気持ち治まった。
結果的に、これはこれで……。こういうヘンテコ温泉に行くのもなんだかんだ面白かった。旅っぽいし。
■夜(小樽スマイルホテル)
22:00頃にチェックイン。寝るだけだったので安さを追求して適当なホテルに。小樽駅からめちゃ近くて立地は最高だった。設備も寝るだけなら申し分なかったが、壁が薄くて別の部屋で電話が鳴りっぱなし(誰も出ない)が続いたのが不快だった。
そんなこんなで、一日目が終わった。
・2日目(小樽→札幌)
■小樽運河
当初頭の中で描いていた計画だと、二日目は朝から札幌に向かう予定だった。
しかし小樽と言えばな~~~って所見てなくないってなって急いで小樽運河に。
小樽運河と言われても、歴史に疎い俺には何がすごいのか良くわからなくて、まあでも絵面はいいなって感じだった。
因みに一日目の夜も夕飯を求めて深夜にうろついていたけど、深夜の小樽運河もめちゃ綺麗だった。同じ構図で写真を撮らなかったのが悔やまれる。
■お昼(ヤン衆 北の酒場 小樽運河店)
るるぶに載ってた所。朝早く行ったらガラガラでワロタって感じだったけどやっぱり海鮮丼は美味かった。
■かま栄のかまぼこ
なんか知り合いからかまぼこも有名と聞いた。しかしお土産として持ち帰るには保存が不安だったのと、全くお腹が空いて無かったので何も買わず。
■堺町
いわゆるお土産屋が沢山並んでいるお洒落な商店街みたいな感じ。
札幌にホテルチェックインの予定があったため長く居られなかったのは少し残念だった。オルゴール館に行って、ここだけは修学旅行の記憶が残っていた。
嵐の『One love』のオルゴールを買った記憶がある。今もあった。
なぜかポケモンカードを取り扱ってる店があり、スリーブを買ってしまった。
(北海道産だぞ?)と何故か誇らしくなった(笑)
お土産を少し買って札幌へ
■藻岩山
札幌に近い、520m程の山。
ロープウェイで一気に登ることもできるし、登山もできる。
結果的に今回旅行の目玉だった。
カナタWAVEは山登りが好きなため、旅行に行ったら絶対山登りたいなと思っていた。
いつも友人の企画に相乗りしているだけのため、簡単な山でもいいから自分で計画して踏破した記録を作りたかった。
直前になって水と食料が不足していることに気付いたが、登山口の近くには全くコンビニやスーパーがない。
(この辺に暮らしてる人どうやって生活してんの?)
仕方なく登山口に向かうバスの途中、聞きなれないスーパー近くの停留所で降りたが、たまたまその日だけ定休日だった。
割と焦った。
鞄の中には400mmくらいのお茶と小樽の堺町で買ったお饅頭が一個だけ。
時刻は15:00。ちょっと風邪気味。
どうみても計画不足でやめるべきだったのかもしれないけど、近くのコンビニまで行って帰ってくるまでの時間と体力を考えて、このまま決行することに決めた。
スーパーを探していて途中の停留所で降りてしまった為、登山口に向かう所からスタートになってしまった……。
え、えぇ……(ドン引き)
どうせ昔の話でしょ……って思ったら普通に最近で、辺りに人は居ないしで寂しい感じだったから辞めよっかなと思ったが、意を決して登り始めた。
幸い、登山口には自販機があったため助かった。結果的にはそれには口付けることなく登りきれたのだが、準備不足は山の場合いつか本気のしっぺ返しを食らうので、これからは気を付ける……。
ガチ山じゃん……
正直ナメていた。高尾山より低いやんけ、と高を括っていたが、横に振り向くと上記の通りみたいな感じで気持ちはハイキングなんかではなく普通に登山だった。
しかも傾斜はそこそこキツイ。体調も万全ではなかった為普通にキツイ(アホ)
平日だからだろうか、すれ違う人も少なく、また友達とではなく今回は完全に一人だった為大分心細かった。
(やっぱ山登りは友達とかと登った方が楽しい……)
クマ出没注意と言われても何も対策が無かったので(ほんとアホ)、iphoneからひたすらアニソン流していた。
ここにきて、一番旅感が強かった。
正直、小樽も札幌も都市だから困っても大体なんとかなるし、人もいっぱいいるから怖くないけど、山を一人で登るのはどうしても不安が拭えず、頼れる人もモノも無いので心の修行だった。正直、自然を楽しむ余裕なんてなく、ペースを考えずハイペースで登って行った。
でもおかげか、1時間経たずに頂上へ辿り着くことができた。
登って良かった……!
頂上の景色は期待していたのより数倍綺麗でめちゃくちゃテンション上がった。
実際は写真よりも感動の度合いが段違い。
180度見渡せる展望台になってて、とても解放感に包まれていた。疲れが吹き飛んだ。
今回は登山が主だった為、夜景は見れなかったけど、次も行きたいし、次は夜景も見たい。
時間帯が夕方だった為、綺麗な夕日も撮ることができた。超満足。
展望台には『恋人の聖地』と呼ばれるおしゃんてぃーなスポットもあり、急に身体が冷えてしまった為、室内に戻った。
展望台内部では驚くことにプラネタリウムをやってるとのこと。見に行きたかったけど、今後の時間も考えて泣く泣くパス。
次は彼女とかと行きたい(居ないけど……)
その代わり小樽の天狗山と同じようにいい感じのカフェで景色を見ながらコーヒーをキメた。めちゃ美味かった……。
googleマップで振り返ると、例え500mの山でも結構登った気になれる
■すすきの(夜空のジンギスカン)
当初は下りも歩く予定だったけど、色々準備不足が露呈していたのと、体力、日が暮れそうという事を考慮して安全にロープウェイで下った(ほんと正解 )
すすきのに近かった為、夕飯はそこで探すことに。
フォロワーからおすすめされた『夜空のジンギスカン』ってお店で食べたジンギスカンがめちゃくちゃ美味かった。ジンギスカンって多分人生で2回くらい食べたことあるけど全然臭かったりまずかったりしない。山登ったこともあって肉が死ぬほどうまかった。肉を摘まみながら流し込むビールも悪魔的……ッ!
予約してなかったけど入れてよかった。ありがとう……。
■テレビ塔
藻岩山で撮れなかった夜景を撮りたかった。
大通公園にあるテレビ塔の雰囲気は大阪の通天閣とかと雰囲気は一緒だった。けれど、展望台登る時に強制的にスタッフに写真を撮られたのが中々羞恥ゲーだった。
良い景色を見れたので満足。
■温泉(湯香郷)
そのまますすきの内にある温泉へ。夜の店とか並ぶこんな場所に温泉なんかあんのかよって思ってたけど、ここはホテル内の温泉で、めちゃくちゃ広い大浴場と露天風呂で超Zゆっくり身体の疲れを癒すことが出来た。
■夜(札幌パークホテル)
二日目という事で流石に一日くらいはいい感じの宿を取ろうと思っていた。
しかし、山!肉!酒!露天風呂!で大分おしまいになってしまったのでまたしても寝るだけに。一人旅なら壁とベッドがちゃんとしっかりしていればあまり拘らなくていいなと学んだ。
・3日目(札幌→東京)
■昼(吉山商店)
疲れからか昼くらいまでホテルで爆睡していた為、この日は殆ど観光する時間が無かった。お昼はるるぶに載ってる味噌ラーメン屋に。早めに行ったのと平日ともあって待つことなくラーメンにありつけて、もう大分満足していた。
フォロワーに教えてもらって、何やら大通公園は季節毎にイベントをやってるそうで向かうことに。すると凄く賑わっていた一角ではこんな感じだった。
なるほどお祭り気分。
ご当地美味い物が軒を連ねて並んでいた。
(ラーメン食べたばっかで後悔した。いやでもラーメンは食べておきたかった)
お腹は一杯なのでとりあえず酒を浴びることに。
↑ミックスベリーサワー(多分)
めちゃんこ美味い。オクトーバーフェストは良い文明!
(というか平日の皆さんが働いてる真昼間から飲む酒がうまいんだよな)
酒一杯だけだけど帰りの飛行機の時間も迫っていたため、満足してその場を後にした。
■北海道どさんこプラザ
実はカナタWAVEはお土産を選ぶのにめちゃ時間かかる。というかお土産見る事自体が楽しいって感じる性質である。
またしても大活躍のるるぶを頼りに見つけたこの場所で1時間~2時間くらいずっと色々見て回った。楽しかったけど金が無限に欲しかったしそろそろ財布がバースト寸前だった。
こうして、初の人生一人旅は無事に終わり、東京まで帰った。
・終わりに・これから
超有意義だった。
やってよかった。これに尽きる。
小樽札幌は修学旅行で行ったことあるのにほぼ何一つ実際に足を運んでも思い出せなかった。やっぱり人の計画に相乗ってばかりじゃダメだなってこと。行った場所、経験、感情は残さなきゃ駄目だなってこと。
傍から見ればなんてことないただの旅行だけど多くの経験値を手に入れた。
勿論友達とかといく旅行もめちゃくちゃ楽しいし、一人旅ならではのメリットも満喫した。
また、当初の目的であるMP回復も果たせた。結果はこんな感じ(当社比)
・HP最大値:40→80
・MP :60→140
( 参考:出社する(HP20消費)、仕事の話をする(MP5消費/回数))
次は青森かな
(一体青森に何があるというのでしょうか)
(ごめんなさい……)
今日で夏休みが終わる。
令和1年目もあっという間に下半期に突入し、当初決めていたやろうとしていたことが全然出来ていないことに気付く。
でもやっとメンタルが正常に戻ってきた。
これからは自分の人生を取り戻す。やりたいと決めていたことをやる。
不貞腐れてる場合じゃないのだ。分からなくても、分からないなりに駒を進めなければ。
今回、10/5参加予定の同人イベント『芸能人はカードが命!20』の原稿を終わっていたこと、また大好きなアイカツスターズの感謝祭に行けたこともあり、非常に精神が安定している。
また、最近ベイブレードにハマっていることもあり、アニメを見ていたのだけど、主人公の台詞がめちゃくちゃ響いた……
腐れ縁のライバルが負けたら脱落の危機に晒されていて、普段出さない弱音を吐いた時に主人公が言い放った台詞。
『負けることばっか考えてんじゃねぇよ!突き進むしかねえだろ!』
やってくぞ。
↑帰りの飛行機より。
カナタWAVE