輝きの彼方

twitterでは表しきれない、自身の素直な気持ちを書き殴っています。自分の足跡を、経験した事を形として残し、自分の人生が最高だったと思えるように。 人生経験の目標と振り返り。二次元コンテンツの考察と感想など。

平成BADEND

リアル人生ゲーム2019年。順調に向かっていると思った平成の終焉。

俺の場合は、BADENDだった──。

 

★★★コンテンツ★★★

・彼女

・学んだこと

・これから

 

■彼女

人生で初めて彼女が出来た。FGOで例えるなら(そういうとこ)特異点を救う程の偉業をこなしてみせた。俺にとっては。

社会人4年目。クソッタレな大学生だった己を反省し、今現在も土日出勤23:30退勤とかいう問題プロジェクトに巻き込まれながらも、ずっとやりたかった同人活動も波に乗り、友達も沢山できた。仕事に恨みは尽きないが、皮肉にも最近は頑張りが評価され始め、絶望だけではない。

俺の人生始まった。PN:カナタWAVEに込めた名の如く、波に乗り始めた。

だけど、それは4か月程で濁流に呑まれ、気付いたら地の底に逆戻りしていた。

 

あるときから1か月間会わなくなった。「連絡します」という言葉を信じて待ったけどたったの一度も来なくなった。不安に駆られ直接電話もするも、嫌な予感は晴れなかった。直接真意を確かめるべく呼び出した時にはもう遅かった。反応次第では────と思っていた「別れ」を先手で打たれ、終わった。

理由は主に二つあった。一つ目は、詳細は伏せるが俺の不足でも至らぬ所でもなく、向こうの問題だった。どうすることもできなかった。

二つ目は、俺にとっては実に興味深かった。

「優しすぎて、無理になった」

もう少し詳細に述べると、”優しさや気遣いに応えられない自分にプレッシャーがかかり、しんどくなった”そうだ。

面食らう他なかった。俺はリードなんて苦手だ。気の利いた会話も出来ているか自信がない。だからこそ、狭い視野でも目につく範囲で”気を使える”事には全て注意を払ってきたつもりだった。不満があっても言ったら傷つけてしまうと思い、言わなかった。連絡頻度も相手に合わせた。こちらの意見よりもまずは相手の意見を尊重した。だって、世間は言うじゃないか。「男性がリードするべき」「気遣い出来ない男性はモテない」って。

それがいけなかった。

"優しいだけの人間はつまらない”

そんなツイートがTLに流れてきた事があったな──。ぼんやりと脳裏を横切った。

俺の優しさは、優しさであることには間違いないのかもしれない。でも、それは世間の言う"優しさ"ではないのだ。優しさとは、強い者が弱い者に手を差し伸べること。主体性があり、自己を貫く半面、相手への配慮も忘れない二面性のことだった。

傷つけてしまうかも知れないから不満を言わない。相手に合わせる。そんなものは、それ単体では「弱さ」に他なかった。頭で、じゃなく、実感を伴って理解した。

確かに、彼女の前では(今となっては元カノ、最早他人だが)、俺を良く知るような友人が思う「カナタWAVE」らしさをあまり見せられなかった。陳腐な台詞だが、「そういうこと」だったのだろう。

 

だけど、そもそもとして。最初の理由の時点で終わっていた。結局、俺が優しかろうが、優しくなかろうが先へ続く事は無かった。希望溢れる道を進んだ先は、最初から行き止まりだった。彼女に恨みはない。降り積もる怒りをぶつけようとも思ったが、「別れよう」の一言でどうでもよくなってしまった。

ただ、這い上がろうともがいた結果が報われない。やるせなさが辛かった。

当時、対照的に、アイカツフレンズの無銭ライブに一緒にいった友人はその後、デートへ向かい、TLでは友人達の充実したツイートが目に飛び込んでくる。仕事は絶望だけではないと言ったが、それでも辛いもんはつらかった。最近は「やめないお前が悪い」「会社に洗脳されてる」なんて言われる始末。結局は、全て「俺が悪い」んだと。

元より無いに等しい自尊感情は粉々に砕け散り、一時期とはいえTLから消え去るには十分過ぎた。

 

■学んだこと

・優しいだけの人間はだめ。自己主張も同じくらい大切。不満があったら我慢せずに言う。

・男性がデート代を多めに払うっていう謎文化。あれが嫌いな女性もいる。

 

■これから

平成は紛れもないBADENDだが、時代の呼び方が変わるだけでどうという事はない。ただ、令和にまで引きずらなくてよかった。心機一転、また自分をやり直せそうな気がするから。

だけど、一年続けた同人活動「芸能人はカードが命」の参加は見送ることに決めた。大変迷惑をかけて申し訳ないが、合同誌への参加も全て辞退した。本当に社会人から心休まる時がなく、なんていうか色々ボロボロだった。ボロボロだけど何もしていない事の方が焦るから、それでも頑張ってたけど、今は公私共にまともに執筆ができる環境、精神状態じゃない。気合だけではどうにもならない。確実に迷惑をかける未来しか見えない。だから休むことにした。(仕事も休ませてくれ)

 

大袈裟に考えなくても、次は参加するし、世間の男女にとってこんなことは案外「普通」なんだろう。俺も、またゼロに戻ったが、ゼロではない。掛け替えのない”経験値”は確かに積んだから。だから、今日で綺麗さっぱり忘れ(忘れるよう努め)、自分を否定することない明日を始めよう。会社だけど……。

令和では最強になってみせる。

 

”何度だってスタートライン”

 

スタートラインを切るだけでは、いつまでも先に進めない。そんなことに、不安を覚えながら。

 

カナタWAVE