輝きの彼方

twiiterでは表しきれない、自身の素直な気持ちを書き殴っています。自分の足跡を、経験した事を形として残し、自分の人生が最高だったと思えるように。

ひたむきで純真…。そんなアイドルのキミが好き

アイカツスターズメインヒロイン、虹野ゆめに関する筆者の恋文です()

 

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・きっかけ

去年の9月中旬、「アイカツ」って概念と邂逅してから早1年。この1年間は虹野ゆめで彩られてきたと言っても過言ではない。アイカツシリーズを通して一番好きなんです。彼女が。

でも、「どこが好きなの」と、時に訊かれ、時に自問し、こう……上手く言葉が出てこず、ずっともやもやしていた。馬鹿正直かつ思考停止で答えれば「えっち」「魔性」「世間をナメている」っていう語彙力以前に脳と心に疾患がありそうな回答しか導き出せないので、ここで一度想う事を書き連ねてみることに。

まとまっていないので様々なテーマと主張が入り乱れるかもしれない。

あ、一応言っておくけど書いてることは全て真剣です!!!

 

・テーマ「人物像」

わざわざ再確認するまでもなく、「アイカツスターズ」において、虹野ゆめは絶対的なメインヒロインであり、主人公である。正直作中ではローラ、真昼、あこも同じくらいスポットが当たってて一緒に成長しているけど、それでもメイン主人公は虹野ゆめである。主人公である以上、ある意味「可愛くて当然」だし視聴者の98%位の人は間違いなく虹野ゆめが好きだろう。だが、全員が全員虹野ゆめが一番好きってわけでもなかろう……。では、自分の中で「一番」足りえる虹野ゆめの要素は何なのか。まずは「可愛さ」に注目してみる。

 

①「可愛さ」

虹野ゆめは「キュート属性」であり、自身の可愛さを商品価値として売り出している)可愛さがチャームポイントなアイドルであるまず、1期の虹野ゆめだが、

世間をナメてますって笑顔がめちゃくちゃ可愛い!

↑この記事のトップ画像みたいな笑顔、最高‼

 

…はい。わかってますよ。ええ。もうお気づきかも知れませんが、自分は大分常人のそれとは感覚がずれているのだろう。この「アイカツってまだよくわからないけどとりあえずたのし~~~♪」みたいな純粋な表情が見てて微笑ましいし愛らしい。

何故世間をナメているって表現が出てきたのか。今にして思えば心当たりがいくつかある。一つ、スターズを見る前の自分にとってアイカツのラストは無印101話だった。

ソレイユや2wings、WMにあかり。誰もが本気の本気、水を差す事なんて許さない位真剣にアイカツをしていた。やがて同じ道を歩むであろう、虹野ゆめは一方その頃…。みたいなギャップがあった。(誤解しないように念のため。等身大の中学生としてはまだ本気になってない方が寧ろ自然だと思います。)

そして肝心のスターズでもローラや真昼、白鳥ひめがカリスマ性を纏っていて、明らかにアイカツに対してこの時点で本気だった。やっぱりギャップである。

 

他に可愛いといえば、後は「表情が素直でころころ変わる所」だと思う。虹野ゆめは自分を取り繕ったり、聡い嘘を吐いたりする事が出来ない子である。笑う時は笑い、泣きたい時は泣き、怒る時は怒る。当たり前の、だけど混じりけの無い純真は表情は、見てて建前と嘘で塗り固められた現代社会でも希望の光を照らしてくれるのである。

後は私服!2期から皆の様々な私服姿が公開されてるわけだが、どれもこれもほんとに可愛い。

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時に髪をお団子にしたり大人っぽい服だったり都会の女子大生っぽい恰好してたり見てて飽きる事が無い。女の子だから服を沢山持ってるのは普通なのかもしれないけどなんとも言い難いユメズ・ファッション、独特の中毒性があるので公式は私服コーデをまとめたファンブックを出してほしい。

 

いきなりあり得ん長文になってしまった。まだ書きたい事の3分の1も書けてない。次のテーマ、行こう

 

②「えっち」

 

断言する。誰がなんと言おうと虹野ゆめはえっちである。ゆめが淫乱JCなわけではない。(それはそれで最高に興奮する)無自覚に性的なオーラを放出しまくってるところが最高にえっちなんだ(筆者談)

虹野ゆめは現在中学2年生。1年の頃から軽率に肩は出すわヘソチラするわ脇見せつけるわ散々なのだが、2年生になってからまるで実際の第二次性徴を尊重してます言わんばかりにえっち度が増している。ちょっとあまりにも長くなるから詳しく書けんがぜっったい今の虹野ゆめ、ふわもこな髪からはフローラルな香りが半径5メートル離れてても漂ってくるし、10メートル離れててもレインボーベリーパルフェの名の如く成長途中の甘酸っぱい良い匂いをまき散らしている。そして衣装の下は「女性」としてすくすく成長して出すとこ出してるってとこ。すらりとした足や健康そうな肌、性的なおへそからそれらは想像に難くない。ほんと結城すばるを始めアイカツ界の同年代の男子はどれだけ虹野ゆめの所為で日々苦悩しているのか。考えただけでも残酷である。(俺もだよ畜生!)

 

ああ、他にも筆者が勝手に生み出した固有概念「ゆめ(19)(自称)」とか「同じ学部の虹野さん」とか「実在性虹野ゆめ」とかめっちゃくちゃ語りたいけどこれ以上は怒られそうだし何より本当に書きたい事に全然辿り着けないからこの辺で!次!

 

③「声」

ちょっと文量の都合で省略!次機会があったら!一言で言うなら歌下手じゃないし癖になる激甘ボイスにワクワクが止まんない!

 

④「すばゆめ」

これは書きたいな…。

前述の通り、無自覚に可愛さとえっちさを振りまいてるからその香りに釣られて言い寄る男もぞろぞろ出てくるってワケ。

そもそもアイカツスターズになってから、それまでは控えめだった「男女の関係」をそれだけで1話作っちゃう位全面に押し出してきている。説明しよう。いやさせてください。

FGOで表すなら虹野ゆめは第三スキルがとても強力である。その名も。

 

魔性EX(対象を永遠に魅了状態にする)

 

どれくらい強力かと言うと、虹野ゆめの事を「ゆでだこ」って散々からかっていた(今思えば小学生中学生レベルの、好き嫌い以前に口から出てしまうおふざけ感覚のからかい)あの国民的アイドルM4、結城すばるを一瞬で「魅了」状態にしてしまう程である。

 

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これが……

 

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これである……

 

「ゆでたこ」取りが「ゆでだこ」になってしまった瞬間である。

傍から見るとこんなバレンタインの夜更けに二人きりでこんな表情して男女2人きりで歩いているのはどう見ても彼氏彼女のそれである。

そしてタチ悪い事に、昨今のこの「すばゆめ」という関係性、「結城すばるの片思いであり、虹野ゆめに恋愛感情は一切芽生えていない」のである…!女児アニで頬を染めるのが女の子じゃなくて男の子ってこれ一体どういうわけ?どっちに感情移入すればいいの??この後どう進展するの????公式俺を殺す気なの?????

 

とにかく、喧嘩から始まったこの2人が、43話という長い月日を得て、今では「一番星を目指す」って共通の夢を誓い合ったライバルまで仲が発展している。

波乱万丈なアイカツ人生、努力と夢を追う途中に恋愛の一つや二つ起きるのが寧ろ自然だろう。

現状ヘタレな結城すばるは虹野ゆめに自分の想いを告げられるのか。或いは捻くれた態度を取り続けてしまうのか。もしくは鈍感で無自覚な虹野ゆめがすばるの想いに気づくのか。はたまた結城すばるのカッコよさ、男前な姿に気づかされるのか。そして、恋愛感情が芽生えてしまった時、ローラや小春とは違ったその感情にゆめはどう向き合っていくのか。考えれば考えるほど妄想が止まんなくって布団の上で悶えてしまう。

結局すばゆめの何が良いかがあんまり語れてないけどひとまずこの辺で。公式お願いしますよほんとに…。

 

・テーマ「アイドルという生き様」

さて、ここまでこれでも散々端折ってやっと辿り着いた本題、核心に迫れる。もしここまで読んでくれた人がいるなら「なげーよ」と言わずにここだけは読んでほしい…。

 

アイカツは「アイドルという夢を目指した女の子の努力の物語」だと個人的に思っている。そう、虹野ゆめというアイドルの生き様に、24歳のいい年こいた大人が本気で泣いてしまった事がある。

「全話尊い」とか「あれもこれも泣いた」みたいな感想は正直胡散臭いと個人的に思っている。だから正直に言いたい。現時点において、僕が本気で泣いたのはこの一連の流れ、その1回である。

 

29話:「本当のライバル」 ←ゆめVSローラ

30話:「七色のキャンディ」 ←小春との別れ。ゆめの挫折。チカラの代償。

35話:「選ばれし星たち」 ←謎のチカラと恐怖。立ち向かうゆめとひめ。

 

 

・29話「本当のライバル」

この回はゆめは勿論の事、ローラにとっても大きな大きな一話である。1期のこの頃、虹野ゆめはまだ世間をナメていた。もう少し言葉をちゃんとするなら、

「まだ皆と楽しくやれていればそれで楽しい。勝っても負けても楽しい」

といった感じだろうか。要は、この時点で虹野ゆめは純粋にアイカツを楽しんでいるが、震えるような高み、一番星を目指す事に本気じゃなかった。

一方、ローラはその点、ゆめより先を見ていた。ローラは今までゆめに勝った事も負けた事もある。但し、負けた時は圧倒的な実力差で負けている。自分は誰よりも、ゆめよりも努力をしている筈なのに、だ。当然、ローラはゆめの持つ「不思議なチカラ」など知る由もない。

「ゆめに負けたくない…!」

そんなローラにとって、ゆめに勝つ為の方法は「ゆめよりも努力(アイカツ)する」事だった。ゆめもローラも中学生、そう考えて当然だ。

ゆめとの決戦が近づく中、「2人なら最強でしょでしょ?」と豪語する位仲が良かった2人。それなのに、ローラは「スイーツを食べに行こう」というゆめの誘いを断って、まるで「こっそりと」とでも言うように一人練習を重ねた。この時、ゆめを一緒に練習に誘ってもよかったはずだ。でもそうしなかった。「ゆめに負けたくないから」。

そんなローラの変化にゆめは首をかしげ、この時点で一番大人びている真昼はローラの心中を察し、ローラと共に練習する。

「確実にゆめよりもアイカツした。絶対ゆめに勝てる」

決戦当日。自信に満ち溢れるローラに、ゆめは怖いくらい普段と違う彼女の違和感を覚えながら、2人は決戦のステージ「1,2 sing for you!」を迎えた。

「ここからは、私の時間!!」

衣装もステージに合わせ、ローラの得意なロックな楽曲。実際、ダンスも見ていてはっきり分かる程ローラの方がゆめより勝っていた。

だが…。

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「そんな…ゆめ……?」

曲のクライマックスで、ローラはゆめの変化に気づく。ゆめはゆめで「ローラに負けたくない。私が一番になる!」という想いから無自覚に不思議なチカラを発動してしまう。

「まるで自分が自分じゃないみたい…」そう思わせる程完璧で、人を魅了させるライブが出来てしまうその力。強大チカラの象徴であるゆめの「巨大な虹のオーラ」にローラのオーラはかき消され、アピールもゆめに奪われ、ステージはゆめの独壇場となった。

 

結果は明らかだった。虹野ゆめの勝利。桜庭ローラはゆめに敗北した。

あまりの悔しさに、自分の感情が抑えられなくて、ローラは誰とも顔を合わせず会場を後にする。一方ゆめは居なくなってしまったローラに対して「私とローラは親友だから」とローラを探しに行こうとして、真昼に止められる。「ローラの気持ちも考えて」、と。しかし、ローラがどれだけ本気だったか分からないゆめは真昼の言っている事がイマイチわからない。

 

ローラはその後、アンナ先生と出会う。「残念だったな」と、労わる先生に、ローラは自分が誰よりも努力した事、負けるはずなかった、という胸中の想いを告げる。

しかし、アンナ先生はローラに同情する事なくピシャリと、突き放す。

「それで勝てると思ったのか」

これにはローラも激情する。

「ゆめの個性には、どんなに頑張っても勝てないって言うんですか!?」

努力は報わる筈じゃなかったのか?私の努力は無駄だったのか?

この、相手が先生だろうが激昂する等身大の中学生の姿をしたローラが痛々しくて、でも美しくて。努力したって報われない事がある。その辛さ苦しさを俺も良く知っているから、ローラの剥き出しの感情に心打たれるものがあった。

「そうじゃない」アンナ先生は、静かに、そして優しく言った。

このセリフ、冗談抜きで人生の指針となる言葉だった。マジで、何度でも胸に刻み付けたい。

 

個性は人それぞれ。全く同じものは無い。

同じ事をして、勝った負けたなんて思う必要は無い。

ましてや、もう勝てない、なんて思うのはナンセンスだ。

お前は、お前のやり方で光り輝けばいい。

自分たちのやり方を見つけた上で競い合う。

それが、本当のライバルだ。

 

勉強もスポーツも趣味も絵も。努力はしている筈だが上は遥か遠く届かず、何度も絵を描くのを辞めようと思った事がある。マジで。だけど、俺にも自分の個性、自分のやり方があるはずだ。SNS上のいいねの数で勝った負けたなんて思う必要はないんだって。

(ま、自分はまずその努力が足りてないんだけど)

 

アンナ先生のこの言葉で、ローラは救われたのだ。

 

・30話「七色のキャンディ」

ローラとの決戦が終わり、学園はいつもの日常に戻る……筈が無かった

ここから、ゆめと、ゆめを取り巻く環境が大きく変わっていく。これは個人的見解なのだが、30話はアイカツスターズの1部の最終話。31話からはアイカツスターズの2部であると思う。

この辺りの描写が神域レベルで巧い。

まずローラ。ゆめに敗北したが、ゆめに追いつく、レールの先にゆめを見据えるのではなく、「自分らしいアイカツ」を目指して違う道を歩みだす。ローラはこの時点でゆめよりも精神的に成長し、29話の「ゆめを突き放して自分が強くなる」ではなく、「本当のライバルとして、道は違えど対等である」とし、本当の意味でアイカツに真剣になっていった。良い意味で、仲良しこよしの関係は終わりを告げた。

そして小春。日常の多忙の最中、ついぞ切り出せなかったゆめとの別離。変わらないゆめを置いて、ローラが去り、小春が去り、ゆめは一人になってしまった。

世界が変わりつつあった。

避けられぬ別れなら、せめて笑顔で送り届けよう。ゆめは小春の為に最高のステージをしようと決意する。アイドルの生線足る喉に謎の違和感を残しながら。無自覚とは言え、最高のステージを欲しいままにしてきた代償が回ってきたなどと、思う筈も無く…。

奏でる楽曲は「So beautiful story」。ページをめくる度に小春との想い出が蘇り、しんみりとしながらも送別会は感動に終わると誰もが思った。ゆめ自身も。

しかし…

本人の意思とは関係無く、気持ちの高まりに応じて暴走する不思議なチカラ。知らずの内にゆめの身体を蝕んでいたそれは、とうとう隠していたその牙でゆめに襲い掛かった。

 

ゆめはステージの途中で意識を失い、その場で倒れ込んでしまった……。

 

ステージを見守っていた小春、白鳥ひめを始め、会場は騒然となり、医務室へと運ばれる虹野ゆめ。誰よりも、彼女の身が心配であった小春だが、残された時間はもう殆ど無かった…。

 

気付けば白い天井。「あれ、自分はステージで歌っていた筈じゃ…」そこでハッと目を覚まし、亡霊の如く小春の元へ向かおうとするゆめ。だが、意識を失う程衰弱しきっていた身体はベッドから降りて立ち上がる事さえも許さない。

痛々しい姿に見かねた白鳥ひめは辛くもゆめに告げる。

「小春はもう出発したわ。直前まで、貴方の枕元にいたのよ」

 

もう、行ってしまった。

 

「そんな……。私、ちゃんとお別れしたかったのに…。」

大切なステージを台無しにしてしまった事、笑顔で小春を送り出せなかった事。

自分の無力さにゆめは打ちひしがれる。

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一体、誰がこの結末を予想しただろうか?

29話から一転、急直下な展開。虹野ゆめにとって初めての挫折だった。

楽しかった筈のアイカツが。楽しかった筈の日常が、一気に崩れ去っていく。

ただ一言、小春にお別れを…。

ぐちゃぐちゃに感情が渦巻いて、白鳥ひめが不思議なチカラの正体について説明するも、最早ゆめの心はそこに無かった。

「ごめんなさい。わかりません…」

このセリフ…ッ! この台詞を初めて聴いた時の背筋がゾクッとする感覚、今でも忘れない。あのゆめが。白鳥ひめに憧れて「ひめ様」「ひめ先輩」「ひめ先輩のようなS4になること」……。誰よりも尊敬していたひめ先輩の言葉であっても、小春ちゃんの事がただただ胸いっぱいで、「訳の分からないチカラ」の事なんて、今更頭に入らない。単なるひめ先輩ファンではない、ゆめの奥底に眠る芯、本当の強さを感じた一瞬だった。

 

自室に戻り、小春の残してくれた「七色のキャンディ」に気づき、再び涙する虹野ゆめ。だけど決意する。もうあんなステージは2度としない。

「ここが私の、新しいスタートライン…!」

 

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ローラに続き、ゆめもまた変わっていくのであった。

 

・35話「選ばれし星たち」

本当は32話についても書きたかった。心機一転、新たなスタートラインを決意するもステージをする事に恐怖を感じてしまい、立ち往生していたゆめの背中をそっと押す「one step」。それまでのスターズ楽曲とは一味違った、遥か遠い空を見つめるような曲調への想いを書きたかったが…何より時間と文字数が…(現在6915文字)

涙を呑んで本命の本命。クライマックスへと移ります。

 

小春との別れから4話が経過し、ゆめの体調は今まで通りに良くなった。しかし、問題は解決していなかった。ゆめの持つ力の正体は「このまま使い続けると永遠に歌えなくなる」というもの。ゆめは、この恐怖に縛られて、前へと進めなくなっていた。

 

…不思議なチカラの設定はファンタジーだけど、こう、問題にじっくり向き合っていく描写はそれだけで本当に感動した。女児アニだから自分が何かを言う権利は無いし、仕方がないんだけど、個人的には「1話で問題が起きてその回で解決する問題」「励ましの言葉をもらったら途端に解決する問題」は話としては薄っぺらいなーって思ってしまう。問題自体は深刻そうに描写されていても、「その程度で解決しちゃう問題なんだ」って。(勿論その時その時の展開、演出によるけどね…)

困難なんてあって当たり前。努力し、泣き、笑い、時に傷つき、それでも雲を掴むように手を伸ばす…。そうしてやっとの思いで辿り着けるのがアイドルって「星」であり、だからこそ皆憧れるものなんじゃないかなって。

話が逸れてしまった。

 

不思議なチカラと向き合う為に、改めてひめ先輩から説明を受けるゆめ。しかし、問題の根本的な解決は見えてこない。それでも、立ち止まったままでいる事を周りは許してくれなかった。

「ひめ先輩のステージのゲストに、私が…?」

学園長からの、突然の宣告。

ゆめにとって、とんでもない話だっただろう。ただでさえ「永遠に歌えなくなる」事を恐れて一人で歌う事すらままならないのに、憧れのS4、白鳥ひめと共演する…?

ひめ先輩は乗り越えられたかもしれないけど、雪乃ほたるは乗り越えられなかった。そして、引退してしまった。…自分もそうなってしまうのでは?

 

「立ち止まっている暇などない!」

「あの力の為ですか?」

「怖い…だから、嫌です…」

 

それからゆめは完全に足がすくんでしまい、周囲もゆめの様子を気に掛ける程に。どうにもならなくなってしまい、ゆめはとうとうローラにチカラについて打ち明ける。

「今まで勝っていたのは、不思議なチカラのおかげ…」

「ごめんローラ…これまでの勝負を無かった事にして始めからやり直したい…」

多分、ゆめは気づいていたと思う。29話のあの時も…。自分は、この不思議なチカラの所為でローラとの真剣勝負を踏みにじってしまっていた事を…。

しかし、ローラはゆめを責める事は無かった。負けた事も全く気にしてないし、後悔もしていない。その代わり、いつもと変わらぬ調子で告げる、親友だからこその最上の励まし。

「プレミアムレアライバルになって、かかってきて!弱気なライバルなんてつまらない!」

違うレールを歩いているけど、また繋がる時は絶対くる。ゆめとローラ、改めて本当の友情を感じた瞬間だった。

 

そして、ついに強制的に白鳥ひめのライブ会場に連行され、ステージに立つことを強要されるゆめ。

 

「怖い…だから、嫌です…」

 

憧れのひめ先輩と同じステージに立つプレッシャー。永遠に声を失ってしまうかもしれない恐怖。2つの重圧に板挟みにされ、ゆめは感情を抑えられなくなって泣き出してしまう。でも……。

 

「でも…!S4になる夢を諦めるのはもっと嫌…!」

 

よくぞ言ってくれた…!もうこの時点で涙腺ガバガバだった。恐怖に抗って、絞り出した、諦めたくないその一心。大人になると、とっくに夢なんて諦めてしまっている。それを、まだ中学生のゆめはこんなにも勇気を振り絞って断言したのだ…。カッコ良すぎる。1話の頃から「好きな気持ちグラフ」でスターズの誰が好きになりそうかなとか言ってた自分は完全に虹野ゆめというアイドルに釘付けになっていた。

 

だが、ここがまた演出の巧い所。勇気を振り絞ってはみたが、いよいよひめ先輩との共演の間際、ゆめの心は限界近くまで追い詰められていた。

「ひ、ひめ先輩……私……」

声が震えていた。ガチガチに体が強張っていた。強さの反面、脆い部分を垣間見た。白鳥ひめも異変に気付き、居ても経っても居られずゆめを抱きしめる。

「ごめんなさい……」

自分が経験したから、同じように考えてしまっていた。ゆめがこんなに苦しんでいたこと、甘く見ていた。わかっている、「つもり」だった。だから、ごめんなさい。

せめて……ゆめの不安が少しでも和らぐなら。白鳥ひめはゆめに自身のPRドレスを渡す。ゆめが大好きなmy little heartのシークレットダイアリーコーデ。

「私が導いてあげる…。どんなに怖くても、私が傍にいるから…!」

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ひめ先輩…!!!

こんな素晴らしい先輩、見たことない…。

ひめ先輩は1話で言っていた。

「道に迷った時は、私たちS4を見てください」

あの言葉に偽りはない。私が照らして見せる。真っ暗闇の中、それでも前に進もうという勇気を持つゆめちゃんの道を……!

そして、ついに。

最高のクライマックスの熱を帯びて、ゆめとひめ、渾身の「So beautiful story」が始まる……!

 

 

ページをめくる度に新しいキミがいるね

泣きたい朝には 虹咲く花園 

一人きり 心のほとり 佇み 凛とするの

真昼の空にも 紛れない光りで

微笑んだその横顔に惹かれてしまうよ

背表紙に刻む 夢のタイトルは

何より相応しいキミの名前

 

小春に最後まで届けられなかった歌。

ゆめにとっても、ひめにとっても世界でたった一つの物語に立ち会える奇跡。

ステージの最中、ゆめはやはり不思議なチカラを発動してしまいそうになった。

だが、ひめ先輩のオーラが優しく包み込んだ。29話の、ゆめがローラのオーラを消し飛ばした時のような荒々しさではなく、そっと抱き留めるように受け止めた。

 

世界で一つの物語に立ち会える奇跡

ページをめくる度に知らない気持ちをくれる

ずっと追いかけてたいよ your story

 

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結果、ゆめは不思議なチカラに頼る事なく、無事にステージを終える事が出来た。

僕はあまりの感動に暫く茫然自失としていた。今まで散々書いてきたけどここに来て言葉を失ってしまった。

この回は結局ゆめのチカラの解決にはなっていない所が個人的には更にグッドポイントなんだけど、ゆめちゃんの魅力を語るのにこれ以上言葉はいらない気がする。そろそろ幕引きにするか。

 

・終わりに

…なんか、最後実況になってしまっていた。とにかく、僕はゆめが見せる心の弱さ、それを跳ね除ける勇気、一歩ずつ前に向かっていく姿に心打たれた。

そんな彼女だからこそ、「アイドル」という一番星はとても眩しく、輝くもので、夢と称するに相応しい。

形は違えど、人生はアイカツだと本気で思っている。

仕事も。絵も。無我夢中で夢を追い続けたその先に、ゆめと同じ景色が見られるように……。

2期になってから激アツの連続で、興奮と、感動と、時には不満もあったりするけど、今はこの辺で。ゆめの成長を見守りたいと思う。

 

春ちゃんがゆめちゃんのファン第一号で、自分はその第……XX番目でもいい。最後まで応援させてほしい。

 

頑張れゆめ!

 

女児アニと虹野ゆめに本気で恋をした大人の想いの発露でした。