輝きの彼方

twitterでは表しきれない、自身の素直な気持ちを書き殴っています。自分の足跡を、経験した事を形として残し、自分の人生が最高だったと思えるように。 人生経験の目標と振り返り。二次元コンテンツの考察と感想など。

ひたむきで純真…。そんなアイドルのキミが好き

アイカツスターズメインヒロイン、虹野ゆめに関する筆者の恋文です()

 

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・きっかけ

去年の9月中旬、「アイカツ」って概念と邂逅してから早1年。この1年間は虹野ゆめで彩られてきたと言っても過言ではない。アイカツシリーズを通して一番好きなんです。彼女が。

でも、「どこが好きなの」と、時に訊かれ、時に自問し、こう……上手く言葉が出てこず、ずっともやもやしていた。馬鹿正直かつ思考停止で答えれば「えっち」「魔性」「世間をナメている」っていう語彙力以前に脳と心に疾患がありそうな回答しか導き出せないので、ここで一度想う事を書き連ねてみることに。

まとまっていないので様々なテーマと主張が入り乱れるかもしれない。

あ、一応言っておくけど書いてることは全て真剣です!!!

 

・テーマ「人物像」

わざわざ再確認するまでもなく、「アイカツスターズ」において、虹野ゆめは絶対的なメインヒロインであり、主人公である。正直作中ではローラ、真昼、あこも同じくらいスポットが当たってて一緒に成長しているけど、それでもメイン主人公は虹野ゆめである。主人公である以上、ある意味「可愛くて当然」だし視聴者の98%位の人は間違いなく虹野ゆめが好きだろう。だが、全員が全員虹野ゆめが一番好きってわけでもなかろう……。では、自分の中で「一番」足りえる虹野ゆめの要素は何なのか。まずは「可愛さ」に注目してみる。

 

①「可愛さ」

虹野ゆめは「キュート属性」であり、自身の可愛さを商品価値として売り出している)可愛さがチャームポイントなアイドルであるまず、1期の虹野ゆめだが、

世間をナメてますって笑顔がめちゃくちゃ可愛い!

↑この記事のトップ画像みたいな笑顔、最高‼

 

…はい。わかってますよ。ええ。もうお気づきかも知れませんが、自分は大分常人のそれとは感覚がずれているのだろう。この「アイカツってまだよくわからないけどとりあえずたのし~~~♪」みたいな純粋な表情が見てて微笑ましいし愛らしい。

何故世間をナメているって表現が出てきたのか。今にして思えば心当たりがいくつかある。一つ、スターズを見る前の自分にとってアイカツのラストは無印101話だった。

ソレイユや2wings、WMにあかり。誰もが本気の本気、水を差す事なんて許さない位真剣にアイカツをしていた。やがて同じ道を歩むであろう、虹野ゆめは一方その頃…。みたいなギャップがあった。(誤解しないように念のため。等身大の中学生としてはまだ本気になってない方が寧ろ自然だと思います。)

そして肝心のスターズでもローラや真昼、白鳥ひめがカリスマ性を纏っていて、明らかにアイカツに対してこの時点で本気だった。やっぱりギャップである。

 

他に可愛いといえば、後は「表情が素直でころころ変わる所」だと思う。虹野ゆめは自分を取り繕ったり、聡い嘘を吐いたりする事が出来ない子である。笑う時は笑い、泣きたい時は泣き、怒る時は怒る。当たり前の、だけど混じりけの無い純真は表情は、見てて建前と嘘で塗り固められた現代社会でも希望の光を照らしてくれるのである。

後は私服!2期から皆の様々な私服姿が公開されてるわけだが、どれもこれもほんとに可愛い。

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時に髪をお団子にしたり大人っぽい服だったり都会の女子大生っぽい恰好してたり見てて飽きる事が無い。女の子だから服を沢山持ってるのは普通なのかもしれないけどなんとも言い難いユメズ・ファッション、独特の中毒性があるので公式は私服コーデをまとめたファンブックを出してほしい。

 

いきなりあり得ん長文になってしまった。まだ書きたい事の3分の1も書けてない。次のテーマ、行こう

 

②「えっち」

 

断言する。誰がなんと言おうと虹野ゆめはえっちである。ゆめが淫乱JCなわけではない。(それはそれで最高に興奮する)無自覚に性的なオーラを放出しまくってるところが最高にえっちなんだ(筆者談)

虹野ゆめは現在中学2年生。1年の頃から軽率に肩は出すわヘソチラするわ脇見せつけるわ散々なのだが、2年生になってからまるで実際の第二次性徴を尊重してます言わんばかりにえっち度が増している。ちょっとあまりにも長くなるから詳しく書けんがぜっったい今の虹野ゆめ、ふわもこな髪からはフローラルな香りが半径5メートル離れてても漂ってくるし、10メートル離れててもレインボーベリーパルフェの名の如く成長途中の甘酸っぱい良い匂いをまき散らしている。そして衣装の下は「女性」としてすくすく成長して出すとこ出してるってとこ。すらりとした足や健康そうな肌、性的なおへそからそれらは想像に難くない。ほんと結城すばるを始めアイカツ界の同年代の男子はどれだけ虹野ゆめの所為で日々苦悩しているのか。考えただけでも残酷である。(俺もだよ畜生!)

 

ああ、他にも筆者が勝手に生み出した固有概念「ゆめ(19)(自称)」とか「同じ学部の虹野さん」とか「実在性虹野ゆめ」とかめっちゃくちゃ語りたいけどこれ以上は怒られそうだし何より本当に書きたい事に全然辿り着けないからこの辺で!次!

 

③「声」

ちょっと文量の都合で省略!次機会があったら!一言で言うなら歌下手じゃないし癖になる激甘ボイスにワクワクが止まんない!

 

④「すばゆめ」

これは書きたいな…。

前述の通り、無自覚に可愛さとえっちさを振りまいてるからその香りに釣られて言い寄る男もぞろぞろ出てくるってワケ。

そもそもアイカツスターズになってから、それまでは控えめだった「男女の関係」をそれだけで1話作っちゃう位全面に押し出してきている。説明しよう。いやさせてください。

FGOで表すなら虹野ゆめは第三スキルがとても強力である。その名も。

 

魔性EX(対象を永遠に魅了状態にする)

 

どれくらい強力かと言うと、虹野ゆめの事を「ゆでだこ」って散々からかっていた(今思えば小学生中学生レベルの、好き嫌い以前に口から出てしまうおふざけ感覚のからかい)あの国民的アイドルM4、結城すばるを一瞬で「魅了」状態にしてしまう程である。

 

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これが……

 

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これである……

 

「ゆでたこ」取りが「ゆでだこ」になってしまった瞬間である。

傍から見るとこんなバレンタインの夜更けに二人きりでこんな表情して男女2人きりで歩いているのはどう見ても彼氏彼女のそれである。

そしてタチ悪い事に、昨今のこの「すばゆめ」という関係性、「結城すばるの片思いであり、虹野ゆめに恋愛感情は一切芽生えていない」のである…!女児アニで頬を染めるのが女の子じゃなくて男の子ってこれ一体どういうわけ?どっちに感情移入すればいいの??この後どう進展するの????公式俺を殺す気なの?????

 

とにかく、喧嘩から始まったこの2人が、43話という長い月日を得て、今では「一番星を目指す」って共通の夢を誓い合ったライバルまで仲が発展している。

波乱万丈なアイカツ人生、努力と夢を追う途中に恋愛の一つや二つ起きるのが寧ろ自然だろう。

現状ヘタレな結城すばるは虹野ゆめに自分の想いを告げられるのか。或いは捻くれた態度を取り続けてしまうのか。もしくは鈍感で無自覚な虹野ゆめがすばるの想いに気づくのか。はたまた結城すばるのカッコよさ、男前な姿に気づかされるのか。そして、恋愛感情が芽生えてしまった時、ローラや小春とは違ったその感情にゆめはどう向き合っていくのか。考えれば考えるほど妄想が止まんなくって布団の上で悶えてしまう。

結局すばゆめの何が良いかがあんまり語れてないけどひとまずこの辺で。公式お願いしますよほんとに…。

 

・テーマ「アイドルという生き様」

さて、ここまでこれでも散々端折ってやっと辿り着いた本題、核心に迫れる。もしここまで読んでくれた人がいるなら「なげーよ」と言わずにここだけは読んでほしい…。

 

アイカツは「アイドルという夢を目指した女の子の努力の物語」だと個人的に思っている。そう、虹野ゆめというアイドルの生き様に、24歳のいい年こいた大人が本気で泣いてしまった事がある。

「全話尊い」とか「あれもこれも泣いた」みたいな感想は正直胡散臭いと個人的に思っている。だから正直に言いたい。現時点において、僕が本気で泣いたのはこの一連の流れ、その1回である。

 

29話:「本当のライバル」 ←ゆめVSローラ

30話:「七色のキャンディ」 ←小春との別れ。ゆめの挫折。チカラの代償。

35話:「選ばれし星たち」 ←謎のチカラと恐怖。立ち向かうゆめとひめ。

 

 

・29話「本当のライバル」

この回はゆめは勿論の事、ローラにとっても大きな大きな一話である。1期のこの頃、虹野ゆめはまだ世間をナメていた。もう少し言葉をちゃんとするなら、

「まだ皆と楽しくやれていればそれで楽しい。勝っても負けても楽しい」

といった感じだろうか。要は、この時点で虹野ゆめは純粋にアイカツを楽しんでいるが、震えるような高み、一番星を目指す事に本気じゃなかった。

一方、ローラはその点、ゆめより先を見ていた。ローラは今までゆめに勝った事も負けた事もある。但し、負けた時は圧倒的な実力差で負けている。自分は誰よりも、ゆめよりも努力をしている筈なのに、だ。当然、ローラはゆめの持つ「不思議なチカラ」など知る由もない。

「ゆめに負けたくない…!」

そんなローラにとって、ゆめに勝つ為の方法は「ゆめよりも努力(アイカツ)する」事だった。ゆめもローラも中学生、そう考えて当然だ。

ゆめとの決戦が近づく中、「2人なら最強でしょでしょ?」と豪語する位仲が良かった2人。それなのに、ローラは「スイーツを食べに行こう」というゆめの誘いを断って、まるで「こっそりと」とでも言うように一人練習を重ねた。この時、ゆめを一緒に練習に誘ってもよかったはずだ。でもそうしなかった。「ゆめに負けたくないから」。

そんなローラの変化にゆめは首をかしげ、この時点で一番大人びている真昼はローラの心中を察し、ローラと共に練習する。

「確実にゆめよりもアイカツした。絶対ゆめに勝てる」

決戦当日。自信に満ち溢れるローラに、ゆめは怖いくらい普段と違う彼女の違和感を覚えながら、2人は決戦のステージ「1,2 sing for you!」を迎えた。

「ここからは、私の時間!!」

衣装もステージに合わせ、ローラの得意なロックな楽曲。実際、ダンスも見ていてはっきり分かる程ローラの方がゆめより勝っていた。

だが…。

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「そんな…ゆめ……?」

曲のクライマックスで、ローラはゆめの変化に気づく。ゆめはゆめで「ローラに負けたくない。私が一番になる!」という想いから無自覚に不思議なチカラを発動してしまう。

「まるで自分が自分じゃないみたい…」そう思わせる程完璧で、人を魅了させるライブが出来てしまうその力。強大チカラの象徴であるゆめの「巨大な虹のオーラ」にローラのオーラはかき消され、アピールもゆめに奪われ、ステージはゆめの独壇場となった。

 

結果は明らかだった。虹野ゆめの勝利。桜庭ローラはゆめに敗北した。

あまりの悔しさに、自分の感情が抑えられなくて、ローラは誰とも顔を合わせず会場を後にする。一方ゆめは居なくなってしまったローラに対して「私とローラは親友だから」とローラを探しに行こうとして、真昼に止められる。「ローラの気持ちも考えて」、と。しかし、ローラがどれだけ本気だったか分からないゆめは真昼の言っている事がイマイチわからない。

 

ローラはその後、アンナ先生と出会う。「残念だったな」と、労わる先生に、ローラは自分が誰よりも努力した事、負けるはずなかった、という胸中の想いを告げる。

しかし、アンナ先生はローラに同情する事なくピシャリと、突き放す。

「それで勝てると思ったのか」

これにはローラも激情する。

「ゆめの個性には、どんなに頑張っても勝てないって言うんですか!?」

努力は報わる筈じゃなかったのか?私の努力は無駄だったのか?

この、相手が先生だろうが激昂する等身大の中学生の姿をしたローラが痛々しくて、でも美しくて。努力したって報われない事がある。その辛さ苦しさを俺も良く知っているから、ローラの剥き出しの感情に心打たれるものがあった。

「そうじゃない」アンナ先生は、静かに、そして優しく言った。

このセリフ、冗談抜きで人生の指針となる言葉だった。マジで、何度でも胸に刻み付けたい。

 

個性は人それぞれ。全く同じものは無い。

同じ事をして、勝った負けたなんて思う必要は無い。

ましてや、もう勝てない、なんて思うのはナンセンスだ。

お前は、お前のやり方で光り輝けばいい。

自分たちのやり方を見つけた上で競い合う。

それが、本当のライバルだ。

 

勉強もスポーツも趣味も絵も。努力はしている筈だが上は遥か遠く届かず、何度も絵を描くのを辞めようと思った事がある。マジで。だけど、俺にも自分の個性、自分のやり方があるはずだ。SNS上のいいねの数で勝った負けたなんて思う必要はないんだって。

(ま、自分はまずその努力が足りてないんだけど)

 

アンナ先生のこの言葉で、ローラは救われたのだ。

 

・30話「七色のキャンディ」

ローラとの決戦が終わり、学園はいつもの日常に戻る……筈が無かった

ここから、ゆめと、ゆめを取り巻く環境が大きく変わっていく。これは個人的見解なのだが、30話はアイカツスターズの1部の最終話。31話からはアイカツスターズの2部であると思う。

この辺りの描写が神域レベルで巧い。

まずローラ。ゆめに敗北したが、ゆめに追いつく、レールの先にゆめを見据えるのではなく、「自分らしいアイカツ」を目指して違う道を歩みだす。ローラはこの時点でゆめよりも精神的に成長し、29話の「ゆめを突き放して自分が強くなる」ではなく、「本当のライバルとして、道は違えど対等である」とし、本当の意味でアイカツに真剣になっていった。良い意味で、仲良しこよしの関係は終わりを告げた。

そして小春。日常の多忙の最中、ついぞ切り出せなかったゆめとの別離。変わらないゆめを置いて、ローラが去り、小春が去り、ゆめは一人になってしまった。

世界が変わりつつあった。

避けられぬ別れなら、せめて笑顔で送り届けよう。ゆめは小春の為に最高のステージをしようと決意する。アイドルの生線足る喉に謎の違和感を残しながら。無自覚とは言え、最高のステージを欲しいままにしてきた代償が回ってきたなどと、思う筈も無く…。

奏でる楽曲は「So beautiful story」。ページをめくる度に小春との想い出が蘇り、しんみりとしながらも送別会は感動に終わると誰もが思った。ゆめ自身も。

しかし…

本人の意思とは関係無く、気持ちの高まりに応じて暴走する不思議なチカラ。知らずの内にゆめの身体を蝕んでいたそれは、とうとう隠していたその牙でゆめに襲い掛かった。

 

ゆめはステージの途中で意識を失い、その場で倒れ込んでしまった……。

 

ステージを見守っていた小春、白鳥ひめを始め、会場は騒然となり、医務室へと運ばれる虹野ゆめ。誰よりも、彼女の身が心配であった小春だが、残された時間はもう殆ど無かった…。

 

気付けば白い天井。「あれ、自分はステージで歌っていた筈じゃ…」そこでハッと目を覚まし、亡霊の如く小春の元へ向かおうとするゆめ。だが、意識を失う程衰弱しきっていた身体はベッドから降りて立ち上がる事さえも許さない。

痛々しい姿に見かねた白鳥ひめは辛くもゆめに告げる。

「小春はもう出発したわ。直前まで、貴方の枕元にいたのよ」

 

もう、行ってしまった。

 

「そんな……。私、ちゃんとお別れしたかったのに…。」

大切なステージを台無しにしてしまった事、笑顔で小春を送り出せなかった事。

自分の無力さにゆめは打ちひしがれる。

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一体、誰がこの結末を予想しただろうか?

29話から一転、急直下な展開。虹野ゆめにとって初めての挫折だった。

楽しかった筈のアイカツが。楽しかった筈の日常が、一気に崩れ去っていく。

ただ一言、小春にお別れを…。

ぐちゃぐちゃに感情が渦巻いて、白鳥ひめが不思議なチカラの正体について説明するも、最早ゆめの心はそこに無かった。

「ごめんなさい。わかりません…」

このセリフ…ッ! この台詞を初めて聴いた時の背筋がゾクッとする感覚、今でも忘れない。あのゆめが。白鳥ひめに憧れて「ひめ様」「ひめ先輩」「ひめ先輩のようなS4になること」……。誰よりも尊敬していたひめ先輩の言葉であっても、小春ちゃんの事がただただ胸いっぱいで、「訳の分からないチカラ」の事なんて、今更頭に入らない。単なるひめ先輩ファンではない、ゆめの奥底に眠る芯、本当の強さを感じた一瞬だった。

 

自室に戻り、小春の残してくれた「七色のキャンディ」に気づき、再び涙する虹野ゆめ。だけど決意する。もうあんなステージは2度としない。

「ここが私の、新しいスタートライン…!」

 

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ローラに続き、ゆめもまた変わっていくのであった。

 

・35話「選ばれし星たち」

本当は32話についても書きたかった。心機一転、新たなスタートラインを決意するもステージをする事に恐怖を感じてしまい、立ち往生していたゆめの背中をそっと押す「one step」。それまでのスターズ楽曲とは一味違った、遥か遠い空を見つめるような曲調への想いを書きたかったが…何より時間と文字数が…(現在6915文字)

涙を呑んで本命の本命。クライマックスへと移ります。

 

小春との別れから4話が経過し、ゆめの体調は今まで通りに良くなった。しかし、問題は解決していなかった。ゆめの持つ力の正体は「このまま使い続けると永遠に歌えなくなる」というもの。ゆめは、この恐怖に縛られて、前へと進めなくなっていた。

 

…不思議なチカラの設定はファンタジーだけど、こう、問題にじっくり向き合っていく描写はそれだけで本当に感動した。女児アニだから自分が何かを言う権利は無いし、仕方がないんだけど、個人的には「1話で問題が起きてその回で解決する問題」「励ましの言葉をもらったら途端に解決する問題」は話としては薄っぺらいなーって思ってしまう。問題自体は深刻そうに描写されていても、「その程度で解決しちゃう問題なんだ」って。(勿論その時その時の展開、演出によるけどね…)

困難なんてあって当たり前。努力し、泣き、笑い、時に傷つき、それでも雲を掴むように手を伸ばす…。そうしてやっとの思いで辿り着けるのがアイドルって「星」であり、だからこそ皆憧れるものなんじゃないかなって。

話が逸れてしまった。

 

不思議なチカラと向き合う為に、改めてひめ先輩から説明を受けるゆめ。しかし、問題の根本的な解決は見えてこない。それでも、立ち止まったままでいる事を周りは許してくれなかった。

「ひめ先輩のステージのゲストに、私が…?」

学園長からの、突然の宣告。

ゆめにとって、とんでもない話だっただろう。ただでさえ「永遠に歌えなくなる」事を恐れて一人で歌う事すらままならないのに、憧れのS4、白鳥ひめと共演する…?

ひめ先輩は乗り越えられたかもしれないけど、雪乃ほたるは乗り越えられなかった。そして、引退してしまった。…自分もそうなってしまうのでは?

 

「立ち止まっている暇などない!」

「あの力の為ですか?」

「怖い…だから、嫌です…」

 

それからゆめは完全に足がすくんでしまい、周囲もゆめの様子を気に掛ける程に。どうにもならなくなってしまい、ゆめはとうとうローラにチカラについて打ち明ける。

「今まで勝っていたのは、不思議なチカラのおかげ…」

「ごめんローラ…これまでの勝負を無かった事にして始めからやり直したい…」

多分、ゆめは気づいていたと思う。29話のあの時も…。自分は、この不思議なチカラの所為でローラとの真剣勝負を踏みにじってしまっていた事を…。

しかし、ローラはゆめを責める事は無かった。負けた事も全く気にしてないし、後悔もしていない。その代わり、いつもと変わらぬ調子で告げる、親友だからこその最上の励まし。

「プレミアムレアライバルになって、かかってきて!弱気なライバルなんてつまらない!」

違うレールを歩いているけど、また繋がる時は絶対くる。ゆめとローラ、改めて本当の友情を感じた瞬間だった。

 

そして、ついに強制的に白鳥ひめのライブ会場に連行され、ステージに立つことを強要されるゆめ。

 

「怖い…だから、嫌です…」

 

憧れのひめ先輩と同じステージに立つプレッシャー。永遠に声を失ってしまうかもしれない恐怖。2つの重圧に板挟みにされ、ゆめは感情を抑えられなくなって泣き出してしまう。でも……。

 

「でも…!S4になる夢を諦めるのはもっと嫌…!」

 

よくぞ言ってくれた…!もうこの時点で涙腺ガバガバだった。恐怖に抗って、絞り出した、諦めたくないその一心。大人になると、とっくに夢なんて諦めてしまっている。それを、まだ中学生のゆめはこんなにも勇気を振り絞って断言したのだ…。カッコ良すぎる。1話の頃から「好きな気持ちグラフ」でスターズの誰が好きになりそうかなとか言ってた自分は完全に虹野ゆめというアイドルに釘付けになっていた。

 

だが、ここがまた演出の巧い所。勇気を振り絞ってはみたが、いよいよひめ先輩との共演の間際、ゆめの心は限界近くまで追い詰められていた。

「ひ、ひめ先輩……私……」

声が震えていた。ガチガチに体が強張っていた。強さの反面、脆い部分を垣間見た。白鳥ひめも異変に気付き、居ても経っても居られずゆめを抱きしめる。

「ごめんなさい……」

自分が経験したから、同じように考えてしまっていた。ゆめがこんなに苦しんでいたこと、甘く見ていた。わかっている、「つもり」だった。だから、ごめんなさい。

せめて……ゆめの不安が少しでも和らぐなら。白鳥ひめはゆめに自身のPRドレスを渡す。ゆめが大好きなmy little heartのシークレットダイアリーコーデ。

「私が導いてあげる…。どんなに怖くても、私が傍にいるから…!」

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ひめ先輩…!!!

こんな素晴らしい先輩、見たことない…。

ひめ先輩は1話で言っていた。

「道に迷った時は、私たちS4を見てください」

あの言葉に偽りはない。私が照らして見せる。真っ暗闇の中、それでも前に進もうという勇気を持つゆめちゃんの道を……!

そして、ついに。

最高のクライマックスの熱を帯びて、ゆめとひめ、渾身の「So beautiful story」が始まる……!

 

 

ページをめくる度に新しいキミがいるね

泣きたい朝には 虹咲く花園 

一人きり 心のほとり 佇み 凛とするの

真昼の空にも 紛れない光りで

微笑んだその横顔に惹かれてしまうよ

背表紙に刻む 夢のタイトルは

何より相応しいキミの名前

 

小春に最後まで届けられなかった歌。

ゆめにとっても、ひめにとっても世界でたった一つの物語に立ち会える奇跡。

ステージの最中、ゆめはやはり不思議なチカラを発動してしまいそうになった。

だが、ひめ先輩のオーラが優しく包み込んだ。29話の、ゆめがローラのオーラを消し飛ばした時のような荒々しさではなく、そっと抱き留めるように受け止めた。

 

世界で一つの物語に立ち会える奇跡

ページをめくる度に知らない気持ちをくれる

ずっと追いかけてたいよ your story

 

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結果、ゆめは不思議なチカラに頼る事なく、無事にステージを終える事が出来た。

僕はあまりの感動に暫く茫然自失としていた。今まで散々書いてきたけどここに来て言葉を失ってしまった。

この回は結局ゆめのチカラの解決にはなっていない所が個人的には更にグッドポイントなんだけど、ゆめちゃんの魅力を語るのにこれ以上言葉はいらない気がする。そろそろ幕引きにするか。

 

・終わりに

…なんか、最後実況になってしまっていた。とにかく、僕はゆめが見せる心の弱さ、それを跳ね除ける勇気、一歩ずつ前に向かっていく姿に心打たれた。

そんな彼女だからこそ、「アイドル」という一番星はとても眩しく、輝くもので、夢と称するに相応しい。

形は違えど、人生はアイカツだと本気で思っている。

仕事も。絵も。無我夢中で夢を追い続けたその先に、ゆめと同じ景色が見られるように……。

2期になってから激アツの連続で、興奮と、感動と、時には不満もあったりするけど、今はこの辺で。ゆめの成長を見守りたいと思う。

 

春ちゃんがゆめちゃんのファン第一号で、自分はその第……XX番目でもいい。最後まで応援させてほしい。

 

頑張れゆめ!

 

女児アニと虹野ゆめに本気で恋をした大人の想いの発露でした。

 

 

 

 

 

 

 

小旅行記~人生というリアル脱出ゲームから脱出したい~

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2人でお台場にガンダムと未来科学館を見に行って、浅草でリアル脱出ゲームをしてきた。

 

はい、今「2人」って言葉に「お?デートか???」って勘ぐったアナタ、さては童貞ですな?

残念正解は同じ大学、漫研出身の信頼出来るオタクとでした!

オタクだってお台場や浅草にも行くんです。

 

●プラン

お台場→ガンダム立像→未来科学館

浅草→リアル脱出ゲーム→雷門

 

実際、行ってきたのは丁度一週間前だった。ほんとはその日の夜に感想を書こう思ったんだけど、一日熱っぽくて次の日仕事だったから体調を優先したってワケ。カラダは資本。いやー自己管理出来てるわー俺。

(今週は毎日23時近くまで仕事して、金曜は会社を出たのが0:00だった…)

とにかく、この一週間、脳と海馬の忘却補正A+のおかげでいい感じに記憶から薄れそうだったから気合を入れて書くってわけ。何度も言うが、ブログを書くのは経験や想いを形に残し、自分の人生を彩る為である。そう、自分の為だ。

 

・お台場~ガンダム立像~

友人、ティーアの提案でお台場に君臨せしユニコーンガンダムを見に行った。その前に昼食を摂る為になにやらモールみたいな所入ったんだけど、洋風の街並みを模倣した壁紙やらおしゃんてぃーな噴水があってちょっと気まずかったから、

(ひょっとしたらガンダムもデートスポットになっているのでは…?巷ではガンダムって隠語もあるしな…)

…と、内心穏やかじゃない!状態だった。しかし、実際にモノを見ると一気に少年魂の血が騒ぐような感動があった。

スゲェ!!これ、マジだ……!

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実際、僕はガンダムを殆ど知らない。にわかとか以前の問題で見てない。精々縁があるとすれば、小さい頃500円で買えるイージスガンダムのプラモを作った事があるのと、友達の家にあったガチャポンウォーズっていうゲームキューブのソフトの中で知った数体の名前くらいである。(ソードストライクとナイトガンダムはカッコいい。クインマンサはでかい。とか...)

でも、そんな僕でもこのユニコーンガンダムは感動した。まず大きさ。真下から見上げると顔が隠れてしまう程デカい。そして機体兵装の作り込み。ハリボテとか集客目当てとかではなく作る事に本気を感じた。さすがプラモの王道って感じだ。個人的にはこのユニコーンガンダム、ガッシリとしていてその時点でかっこいいんだけど、現代的なフォルムとシンプルな色調が気に入った。自分もこんなガッシリとして立体感のあるメカとかマシンの絵が描けるようになりたい…。

 

その後、折角なのでガンダムストアに立ち寄ったのだが、その規模のデカいこと。例えるならこれがアイカツだったら狂喜乱舞して舞い踊ってしまい店員から注意され出禁になってしまうくらい広かった。初代シリーズからおよそ全てのガンダムが博物館の如く飾られててプラモなんて全部同じに見えるわwってくらい夥しい数がラインナップされていて、見てるだけで楽しかった。(友人ティーアが色々解説してくれた)

ガンダムがデートスポットじゃなくてよかった…。

結局、今まで特に興味の無かったガンダムだけど、これを機にせめてユニコーンは見たいと思った。また、ガンダムに限らずプラモとかも作りたいなって。思えば小さい頃はレゴやジグソーパズルを楽しんでた記憶あるし今でもその心は忘れやしない。ただ、今の生活には無心でそれを楽しむにはあまりにも忙しすぎる…。定年が75まで延びるとかなんとか噂を聞くけど、正気じゃない。そんな年まで働きたくないわボケ。

話が逸れてしまったのでお台場はここまで。

未来科学館についても書こうと思ったけど、あまり見る時間が無くて写真も無かったので、もし次があるならその時じっくり書きたい。実際、好奇心を刺激されまくってめちゃ面白かった。

理系面して知識を披露すれば彼女も胸キュン☆デートスポットとしてもおススメですよ♥

 

・浅草~リアル脱出ゲーム「追跡者Xからの脱出」~

最近、リアル脱出ゲームも趣味と化しつつある。リアル脱出ゲームとは、例えば牢屋

とか実験室とか遊園地とか。物凄くリアルに作られた、或いはリアルな場所そのものに密室状態で閉じ込められて、チーム(身内、または初対面の人)で協力しながら散りばめられたヒントをかき集めて頭を捻って、仕掛けられた謎を解き脱出を目指す体験型のゲームである。flashゲームやゼルダの伝説で出てくるような謎を実際に頭と体を動かして解くから「リアル」脱出ゲームである。

 

場所は浅草。自分は既に講演されている「REDROOM」「ある都市伝説からの脱出」を経験していた。両方とも敗北した。頭が足りなかった。

だから今回参加した「追跡者Xからの脱出」は3度目の正直ってヤツだった。このまま敗北を重ねればリアル脱出ゲームで童貞脱出ワンチャン狙う出会い厨って思われてしまうかもしれない…。これは、威信を賭けた戦いである…!(真面目な話、リアル脱出ゲームでは完全に参加者はランダムなので、出会いとしては使えません。大人しく街コンにでも行きましょう)

 

・チーム結成、ゲームスタート

チームは6人だった。正確には、2人チーム3ペアだった。……お分かりいただけただろうか。年齢と共に童貞レべルの鍛錬を怠らない意識の高い我らオタク以外の他4人は、どちらも!右も左も!!カップルだったのである!!!

 

( ゚Д゚)

 

↑時代に不適切な顔文字を使ってすまない…。でもほんとに心中はこんな感じだった。

分からない。何が分からないのか最早わからない…。もうすでにゲームは始まっているという事か…。

 

そして、いよいよ始まってゲームスタートする。今回のリアル脱出ゲームは、今まで経験したものとゲーム性が違うのだが、「追跡者Xからの脱出」という仰々しい公演名の割には雰囲気もコメディというかウェイ系大学生が喜びそうな感じだった。

冷や汗が出た。隣の友人ティーアが帰りたさ全開みたいなオーラを放ってると思うと冷や汗がとまらんかった。

 

実際、始めるとそんな事を考える余裕がなくなった。ネタバレになるからあまり深い事は書けないけど、この「追跡者Xからの脱出」は一般的なリアル脱出ゲームとは違った趣旨の内容だった。部屋から脱出する為に仕掛けられた謎を解く、ではなく、迫りくる敵から部屋にあるものを使って罠を仕掛けて撃退せよってもの。頭を使うところは変わらないからこれはこれで楽しめた。

制限時間は1時間だが、時間一杯フルで頭使った。リアル脱出ゲームの良いところは、ほんとチームで協力しないと謎が解けない点である。違う物の見方、考え方を持った人が集まるから詰まっても活路が見出せる。謎が解けた時の達成感が何倍にもなる。

始めは「なんだ、簡単じゃんw」と調子に乗っていたが最後は撃退条件が複雑で難しく、情報と対抗策を頭の中で整理出来なくて置いてけぼりになってた。

 

正直、残り時間5分を切ったときには若干諦めかけてた。しかし、メンバーはそんな雰囲気を微塵も見せずに必死だったから自分も無我夢中で無い頭を最後までフル回転させた。仕事よりも頭を使った()。そして最後の最後、チームメンバの一人がある違和感から閃いた策を使って……

結果、残り時間30秒でクリア!!!

ほんとギリギリだった。感極まった。浅草3公演3タテにはならなくて本当に良かった。この達成感がめちゃくちゃ気持ち良くて最高に楽しくて。諦めなくてよかった。他のメンバもめっちゃ騒いでた。テンション上がり過ぎちゃって、出会って一時間経っていない人と思わずハイタッチをしてしまい、はたから見たら完全にウェイ集団のそれだった。

 

~終わりに~

終わった後、興奮の熱が冷めぬまま雷門を観光した。初めて行ったけどめちゃくちゃ迫力があって、常に非日常を求めてる自分はテンション上がりっぱなしだった。めざとくおみくじガチャを見つけてガキのようにはしゃいで引いた。結果、またもや「大吉」だった。良いことしか書いてなくてそれは嬉しかっただけど、内容には「努力をすれば」の条件付きだった。ほんと最近そればっかり書いてあるけどまさしく自分が試されているって僕は解釈したよ。頑張ろう。色々と。

そして、夕飯としてちょっとリッチめなお店に入り、勝利のかつ丼とビールを味わって友人ティーアとサシの語らいを楽しんだ。めちゃくちゃ充実した一日だった。

 

仕事では死んだ魚の目をしている分、休日はめちゃくちゃ楽しく過ごせている。メリハリがあって良いと思うし、仕事が無い日まで仕事に負けてはいけないと思ってるから。

 

この日を機に、リアル脱出ゲームまたやりたくなったし、謎検定なるもの(受講費4000円)受けたくなるくらいにはモチベが上がった。折角だし謎解き強者になりたい。小さい頃から遊びでも勉強でも頭を使ってこなかったから最近この手の脳トレがほんと心地良いんだ…。

 

とりあえず今日はここまで。皆もリアル脱出ゲーム、しよ。

 

 

 

 

2017年の夏休み~雲取山と熱海~

2017年度僕の夏休み、終了しました。

今年もあっという間だった…。ってかあっという間じゃない夏休みなんて無かった…。明日から出勤なわけでやらなきゃいけない事沢山あって山登った事とか旅行した事とか後で書けばいいんじゃねって思ったけど、後で野郎は馬鹿野郎だし絶対忘却していくので忘れずに書き留める事にした。

今年のコンテンツはこれ

雲取山

・熱海

 

雲取山

地味に山登りが趣味と化しつつあるこの頃、友人のてんなちゃん(男・霧矢あおいの彼氏(本人談))と東京都の最高峰らしい山に人生初のテント泊をしてきた。感想は、

めっちゃくちゃ楽しかった!!!!経験値が上がった!!!!!

って感じ。

 

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↑2017mがどれくらい高いのかイメージが湧かない程想像力に乏しい為余裕ぶってる僕

 

・登り

標高が偶然2017mだったのはなんだかすごく運命を感じる。偶然だけど。今年登る事が出来て良かった。

とにかく、寝袋だのマットだの調理器具だのでめちゃくちゃ荷物多かったから序盤から死にたくなっていた。なんでわざわざ辛い思いしてるんだ俺って…。登山開始から30分おきに休憩挟んで汗はだらだら。

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段々友人のてんなちゃん(男・霧矢あおいの彼氏(本人談))との会話も少なくなってくる。僕は「何で僕は山を登るのだろうか…」って本気で考え始めちゃったし仕事の事とか将来とか色んな事を無駄に思索してしまって精神的にも疲れてしまった。自分は寧ろ誰かと話している時の方が頭を空っぽに出来るという事に気づいた。山登りの辛さも半減するし。ってなわけで、僕の方から色々ぶっちゃけ話をしてしまった。最近買ったエロゲ(アマツツミ(Purple))とか俺の好きなアイカツスターズの展開とか大学時代の事とかこっそり風俗経験した事とか人生の事とか。山は人を開放的にするから、しょうがないね。

・テント泊

そして登り自体に慣れたのと、世間話?の効果もあっていよいよ頂上近くの奥多摩小屋って呼ばれる場所についた。いよいよテント設営である。

テント設営自体初めてだけど、意外にも簡単だった事に驚いた。簡単っていっても、てんなちゃんがテキパキと設営してくれたおかげである。(こういうところめちゃカッコいいって思うしもし女の子だったらきゅんとしちゃう・・・かもしれない)

 

そして、夕飯はパスタを茹でた。登った後に食べるご飯のなんと美味しいこと…。そして食後に暖かいコーヒー。(用意してくれたてんなちゃんほんとイケメンすぎる)

真っ暗闇の中、コーヒー片手に自然の中で過ごす様、間違いなく上層市民のそれだった。

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 そして、ふと思った事が二つ。

一つ、自然の中で過ごしてるからこそ思ったこと。

「…これが、人間のあるべき姿なんじゃね?」って。登りたいときに山を登り、自然を感じ、寝たいときに寝る。これが正しい姿であって、毎日機械的に起きて機械的に仕事して機械的に帰宅する…。『生きる為に働くというのなら、自分は、生きているって言えるのだろうか』(映画:今からちょっと仕事辞めてくる)のセリフ)って感じだ。転職、考えようかな…。

二つ、「ずっと孤独になりたい…って思ってたけど、出来るじゃん」。たまに無性に孤独になりたくなる。そんな場所って無人島しかなくねって今まで思ってたけど、この夜の静けさ音の無さ。孤独なんて案外簡単になれると実感した。そのうち、一人でテント泊を実践してみようって。

・頂上、そして下山

次の日、目が覚めて頂上へ。近い事は経験者のブログでなんとなく感じていたのでさらっと行こって感じだったけどここに来て急斜面と岩だらけの足場が続いて思わず「雑!」って言葉が漏れた。めっちゃ疲れた。いざ頂上につくと一気に達成感が溢れたけど、辺り一面の霧で今一つだった。とにかく、登り切ったぞってだけ。GPSのアプリで2017mを差していて、二重で達成感。ほどなくして下山を開始した。

下山は登りにくらべればやはり楽だった。いやめっちゃ疲れたけども。

無事に下山して、温泉行って疲れを癒し、2日間の登山はあっという間に終わってしまった。まとめとして、「また一つ山を制覇したこと」「テント泊って経験値を積んだこと」が大きな収穫だが、それらは友人、てんなちゃんの協力があってこそである。疲れは平等なのに、車まで運転してもらって「俺なんもしてなくね」ってちょっとマジで申し訳なかった。てんなちゃんはいい男だよ、たぶん(何の話)。書くのに疲れてしまったので、山の話はここまで。これからもヤマカツ!続けよう。

 

まだ見たことのない景色を見る為に…。

 

・熱海

山登って一日休んで日帰り熱海。またもや友人に誘われたのだが、なにやら大人の博物館があるとか。ってなわけで新宿から電車で2時間かけて熱海へ。埼玉の実家にいたら、流石の移動距離に諦めていたので一人暮らし始めて良かったと思う。

・商店街食べ歩き→来宮神社

人生初熱海なわけだけど、商店街は飲食店やおみやげ屋が沢山あって観光地って感じだった。お昼時でどこの店に入ろうかと迷ってるうちに食べ歩きに。天ぷら?とソフトクリームを食べながら歩くのは最高に楽しかった。彼女と食べ歩きしたい人生だった。

そして行く道行く店に「恋みくじ」なるものがあって、この手のおみくじが大好きな自分は当然引いて…大吉だったf:id:kanatawave:20170926003751j:plain

ここ数年、おみくじ運は良くて「大吉」はめずらしいわけじゃないんだけど、今年は明らかに自分にとって試練の一年って感じだし、「待ち人来る」って何回も見てるけど一向に来ないし…。例え凶でも落ち込まない自信があった。良い結果が起きないなら悪い結果もまた怒らないってね。とはいったものの、おみくじに書いてある事はなんとなく当たっているって気もする。最近、プチ鬱状態から抜けて絵とか人生についてもう一度頑張り始めたから、写真の「熱意と努力」の云々はまさしくタイムリーって感じ。問題は、「あの人」って誰なんだって話。

最近、女性と会話した事あったっけ?ってか最後っていつ????

…やめよう。そして、下の「当たって砕けろ」みたいなアドバイス。これほんとに大吉

か?って疑うけど、いいこと占い的に考えると「口だけであーだこーだ言ってないで街コンにでもいって来いよ。もし何かを失ってしまったとしても、行動したおまえは美しいぜ」みたいな。おうよ!行ってやるよ!!!!

 

そして、始めの観光地、来宮神社に到着。神社ってなんとなく好き!って感じだったけど、来宮神社は凄かった。観光地って事を意識しての事なんだろうけど、境内に茶店が堂々とあった。頭の固い人は神社になんて事を…って思うのかもしれないけど、神社の古き良きって雰囲気と現代の良いところが絶妙にマッチしていてとても感心した。

抹茶、美味しかった…。ご神木も迫力があり、秘宝館前に既に満足してしまっていた。

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・秘宝館

今回のメイン観光地なんだけど、つまりは「性」を面白おかしく、生々しく、詰め込んだ大人の博物館である。

撮影禁止だから写真は無いのだけど、なんていうか…。行ってみないとわからないから行ったこと自体は後悔してないけど、「なんだったんだろう、あれ…」って感じだった。正直、爆笑要素が多すぎて興奮しちゃう♥なんてことは無かった…。

思ったのは、なんとなく現代ではタブーみたいな扱いの「性」や「えっち」がこう、堂々と大衆の中で君臨しているのはいい試みだと思った。

最後にプリクラコーナーがあるんだけど、完全に「秘宝館もデートスポットってわけだ…」と悲しい気持ちになってしまった。彼氏彼女で「いや~~♥」とか言いながら見終わった後は夜の営みに励むのだろう…。一方で、我ら童貞オタク3人衆は真顔でプリクラを取り、この世の地獄みたいな写真が出来上がってしまった。

結論として、行く価値あったかと言われれば「う~~~ん」って感じだけどそれは「行ってこその感想」であり、男なら一度は行っとくべきじゃないか?って矛盾した考えに至った。デートスポットとしてもおススメですよ!

(個人的には、アイカツスターズの虹野ゆめたちが大学生になったら熱海旅行して、秘宝館に行ったときのシチュエーションを考えてたらめちゃくちゃ興奮したし、「実在性虹野ゆめ」っていうまた一つ限界ワードが思いついてしまった)

 

・まとめ

時刻は午前1:00を過ぎ、早く寝ろよって感じなんだけど、このブログを書き終えてやっと俺の夏休みは終わるんだって強く言い聞かせてる。明日からまた出勤だけど、こうして人生の足跡を…爪痕を残しておいて、最後に…いつか「俺の人生は楽しかった」って言えるように…。

 

頑張る為の休息はもう終わり。

 

本当に、夢を叶える為に頑張るときなんだ。

打ち上げ花火、下から見るか、横から見るか、そんなことより・・・

メンヘラの彼女が欲しい人生だった

 

……これが24歳の大人が、アニメとはいえ一般向けの映画を見た感想である。いや、ふざけてないし。寧ろ正直だし真面目だし…

 

ツイッターで酷評されてたからというわけでもなく、単に興味の無かった「打ち上げ花火、下から見るか、横から見るか」を機会があったので見てきた。

5段回評価で表すなら

★★★☆☆

…って感じ。とりあえず見た感想を思いつくまま書いてみる

 

・上映前

ツイッター上では「面白くない」とか「意味不明」とか散々ボロクソ叩かれていたけど、正直僕としては「最近のとりあえずコンテンツを叩く系か自称評論家気取りのオタクかイキリオタクが斜め上から目線でほざいてるだけだろどんだけ感受性の無いオタクなんだ何でもかんでも批判する人生生きてて楽しいか?お?」って感じだった。

(お前の方がイキリオタクじゃんって言わないで!マジで面白いものは面白いしつまらないものはつまらないって言う素直で純情なオタクなんだ僕は)

とりあえずイキリオタクと呼ばれようがなんだろうが真面目な話コンテンツを楽しむ才能はあると思ってるから案外普通に面白いのでは?と思った。実際、上映中5段階満足度が上下したけど最終的に☆3に落ち着いた。良かった部分もあったし面白くない部分もあった。

・本編(以下ネタバレ全開。というか見てないと何言ってるかわからないかも)

序盤は主人公としてありがちな「ごく普通の高校生」島田典道が田舎っぽい街で悪友とふざけあってる日常シーンだった。前情報もネタバレも全く無かったから方向性の見えない日常シーンが体感30分くらい続いたときは正直(この映画、やばいのかも…)って思ってしまった。ただ、思春期で厨二病で皮肉屋の高校生男子描写は卓越で、

「なずな(ヒロイン)の事好きなの?」

「何だよ…。別に。お前は好きなのかよ」

「夏祭り2人で行きたいじゃん?」

「じゃあ告れよ」

「いや、無理だって。振られたらどーすんの」

こんな感じで正直俺らも未だにこんな会話してるかも…って思ってしまった。

 

虹野ゆめ、好きなの?」

「好きだけど、なんだろう…結婚したい相手ではないっていうか…」

「3次元の彼女は?」

「ほしい」

…みたいな。この煮え切らないというかだらしないというか、変に強がってるというか。歯が浮くような、けどリアリティのある会話シーンは良かった。

 

・後半~及川なずな~

日常シーンが終わり、話が進み始めると、僕のNPゲージが黄金律A+の勢いで上昇した。

ヒロイン、及川なずなは再婚を繰り返すダメな親の都合で学校を辞めて引っ越さなければならない状況だった。そのせいか(メンヘラになってしまった)なずなは主人公とその悪友、安曇祐介と水泳で勝負する。「勝ったら何でも言う事聞いてもらう」という条件で。「ん?今何でも???」って興奮していた僕を差し置いて、水泳対決の結果はなずなが勝利する。…で、ここからが問題。勝者のなずなは2着の悪友、安曇祐介に向って放つ、何でも言う事を聞いてもらう条件。

 

なずな「夏祭り、2人で行こう?17時に迎えにいくから」

 

僕(は~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~??????)

え、ナニコレ???リア充???処す???人生で言われたいセリフランキングTOP3に入るじゃん!!!

 

トチ狂って座席のシートに頭ガンガンやりたくなってしまった。でも、展開は意外だった。「主人公がデートに誘われるんじゃないんだ」って。なずなのメンヘラ具合で誰でもいいって感じだったのかもってその時は思ったけど。

突然の出来事にその時は茫然とする安曇祐介は、なんと!!!あろうことか!!!待ち望んでいたなずなとの!!!!デートを!!!!!放り投げてしまう!!

その時、天が割れ、地は死に、数多の魑魅魍魎が世界を埋め尽くし…の勢いで僕は安曇祐介に憤怒した。何?強がり?向こうから来た事で逆に冷めた?男友達の友情も分かるけど今の僕だったら友人全員踏み倒しでもデートに行くぞオラァ!

結果、運が悪いことに、安曇祐介がデートの約束を反故にしてしまったことで、なずなは両親に見つかり、家に無理矢理連れ戻されてしまう。なずはは家出していた。今日だけは思い出を作りたかった。だから夏祭り2人で行きたかった、と。

ここで、主人公、島田典道がぶち切れる。「お前がちゃんと約束を守っていれば…!」

めっちゃ良かった。こういう人間の泥臭い怒りや悲しみのシーンは大好きだ。

 

・後半~クライマックス~

ここで、物語のキーとなる「戻り玉?(もしも玉?)」なるものが発動し、気づけば主人公は水泳対決シーンまでタイムリープしていた。どうやらこの不思議アイテム「戻り玉?」は島田典道の「あの時俺が勝っていたら…」という「もしも」の願望が叶った世界線になる最強アイテムらしい。くれ。

そして、今度は島田典道が安曇祐介に勝利し、同じようにデートに誘われる。ただ、この時はまだ主人公も「友情を取るか、彼女を選ぶか」の間で揺れていた。迷っている間に約束の17時が迫る中、島田典道の家になずながやってくる。この時、安曇祐介も島田典道の家に遊びにきていた。究極の2択を迫られる島田典道。僕も目が離せず胸がキュンキュンしてしまった。女の子からデートに誘われた事なんてないけど。数秒の逡巡、安曇祐介の姿が見えなくなった一瞬の隙を見て、島田典道はなずなを自転車に乗せ、2人乗りで逃走した。但し、その瞬間を安曇祐介に見られてしまった……。

 

自転車で逃走したは良いものの、行く当てのない2人は、なずなの両親に見つかってしまう。なずなは腕を掴まれ、またしても強制的に連れ戻されてしまう。

「助けて、典道くん!!」

必死に助けを求めるなずな。

でも、煮え切らないというかだらしない、ただの高校生典道は大人2人の前に声を上げる事すらできず、目を瞑って耳を塞いでしまう。せめてもの抵抗でがむしゃらに両親に掴みかかるが、グーパンで返り打ちにされてしまい、惨めたらしく一人になってしまった。

このシーンがとてもよかった。主人公だからって、強くないのだ。大人は怖いし力には勝てない。たった一人の女の子さえ救う事も出来ない。その姿が、とても人間らしい。

 

安曇祐介と再会するも、当然駆け落ちシーンを目撃されてしまったので険悪モード。この世界は何か違う…。そして主人公は決意する。「なずなを取り返す」と。

再び「戻り玉?」を使ってなずなとの逃走シーンまでタイムリープする…。

 

ここまでが、自分の中でNPゲージオーバーチャージってくらいテンション上がったが、その後、無事になずなと逃走劇を果たすシーンはなんていうか、ベタというか、雰囲気と映像表現の力任せって感じで徐々に冷めていった。シュタインズゲートのように、0.001パーセントの「未来」を求めてひたすら奮闘する~みたいな展開を期待していたが、そういう趣旨ではなかったらしい。結局、肝心の「打ち上げ花火、下から見るか、横から見るか」の真の意味や作品のメッセージ性みたいなものは理解できないまま、EDになってしまった。

 

・終わりに

全体的に社会テーマとか言うよりは、芸術作品というか「自身で行間を読んで解釈する」映画だった。それ自体は好きだし、後で考察サイト見よってくらいには面白かったし、「自分が理解できないからつまらない」は違うだろって思ってるけど、やっぱりもやっとしたのも事実だった。

色々考えているうちに、「メンヘラの彼女が欲しい人生だった」とか「広瀬すずの声がえっちだった」とか「彼女と二人で見たら評価☆5だった」とか限界オタクの感想に集約してしまった。

 

とりあえず、最近はというか映画は基本ぼっちで見ていたからこそ、誰かと一緒に見て、感想を想いのまま語るってのは最高に楽しかった。今日は世間で言うところのプレミアムフライデーだったけど、まさしくプレミアムなフライデーになり、充実した。

 

とりあえず今日はこの辺で。書くのが疲れてしまった。こう、最初は勢い良くて後半投げやりになるのやめたい。

後一緒に映画を見てくれる彼女が欲しい。以上。。。

 

 

 

…欲望にまみれすぎだな、最近。

誕生日と湧かない気持ちとこれから

誕生日を迎えました。(#^.^#)

24歳、学生です……って言いたい人生だった…

 

正直、気持ちとしては人生の中で一番「気持ちの湧かない」誕生日だった。自分で言っている内は大丈夫なのかもしれないけど、ここ最近自分の精神状態がおかしい…。良くない方向に。少なくとも社会人1年目の時と比べて明らか鬱になっている。はて、なんでこんな事に…。

 

当然というか、原因としてまずは真っ先に仕事が思いつく。(因みにSEです)本気で嫌な事何度もあったし、今も肩の荷が降りない事があって、物理的に肩こりが深刻な状態になっている。

(まだ2年目だけど確実に「天職」ではない事くらいは分かる…もっと自分に合っている仕事はある筈だ……狭い世界に留まるな…)

ただ、仕事が100%今の「気持ちが湧かない」原因じゃないし、仕事への想いは別テーマで改めて書きたい。とりあえず他に思いつく事を書き連ねてみる。

 

自分は趣味さえ充実していればイキれるチョロイ人間だから、第2の原因はそれである。今更ながら、自分は明日の夏コミ3日目「東きー34b」で「天王洲アイルお嬢様合同本」に参加させてもらってる。ただでさえ仕事で「描きたい」気持ちを抑え続けるってストレスの溜まる生活を送っていたから、こういうイベントでこそ自分の「真価」を発揮しなければならない。……筈だったんだけど。結論を言うと、

自分でもサイテーって言うレベルの妥協した絵しか提出出来なくて死にたくなりました。

勘違いしてもらいたくないから言うけど、自分は大層な絵師でもないし驕っているわけではない……。あくまで自己満足の範囲内で、自分にとって許せないレベルで終わってしまったって事実が一番心にきた。

まず、スケジュールが破綻していた。さらに、それから目を逸らしていた。「描きたい」ってモチベ「だけ」しかなかった。去年の冬コミにサークル参加した時はまだ一応スケジュールに沿って描いてたし、仕事も定時で帰れたから回すことが出来ていた。でも今回は何の見積もりもしなかった。「徹夜すれば、その気になれば1日で描けるだろう」って、驕っていたのは画力じゃなくて自己管理能力だった。結果、無計画甚だしい、提出二日前に二日間とも避けられない旅行が入れてしまって、主催者に期限を延ばしてもらった挙句、「激!眠眠打破(500円)」やモンスターにレッドブルに缶コーヒーにその他よく分からない液体にアホみたいに金使った挙句、眠い目をこすって明日も仕事あるのに体力削って健康を害して、日に日に部屋がゴミ屋敷みたいになって毎日外食して廃人みたいな生活を続けて得たものが「大したことのない落書き」だけって事に気づいちゃって、思わず涙が出た。

そんなに徹夜してたのに終わらなかったのはなぜ?って声が聞こえてきそうだけど、それは多分仕事の影響もあると思う。とにかく、今絶賛胃が痛くなるような日々が続いてて、「不安で寝れない」状態から「考えたくないから何しても寝れる」って状態になってしまった。眠くなる前にエナドリカフェインコンボ決めでも1時間後には寝てしまっている。ゴミだらけの床でも寝れるしエアコンつけなくても寝れるし湯船の中でも寝れる…。早くなんとかなってくれ…。

話が逸れてしまった。

そして、その辺りから自分の気持ちが変だって事に気づいて、さっきから言っている「気持ちが湧かない」って現象が起きている。例えるなら、今まではSHINING LINE*やスタートライン!を聴くと世界が明るくなって未知数の向こう側の本当の自分を夢見てたって感じだけど、最近は聴いても靄がかかったようで、何も見えない……。

友人や他人の絵を見ると「負けられない、自分も」ってなるけど、そういう気持ちが最近湧かない……。元々マイナス思考がちだったから、大学四年から本気で意識を変えてなんでもポジティブ思考にしようと努めて、1年くらいは成功したように思えてたけど、また元に戻ってしまった……。さらに健康状態も著しく悪くなった。寝ても疲労度が取れない。朝起きた時の体力が最大値の40%位しかない感じ。肩こりが激しくて気力が湧かない。なんとかしようと思うけど、思うだけで行動に移せない…。

 

トチ狂って渋谷の占い喫茶なるものに行ったことがあって「あなたは今年は反省の年」って言われた事を思い出す。僕は寧ろ本当だったらいいなと思ってしまった。だって、それって「今年を過ぎれば良くなるんでしょ?」って。

 

さて、か~なり暗い感じで愚痴っぽく書いてしまって、もし見てくれている人がいるなら本当に見苦しくて申し訳ない。絵に関しては完璧に自業自得なのに。

だけど。

自分に問いかけてみる。今書きながらも問いかけてみる。

 

「本当にこのままでいいのかって」

 

いや、いやいや。多分、絶対、それはない。趣味も生産性も生きがいもなく本当に惰性で一生を終えるくらいなら今すぐ死んでやる。

まだこうして文章に起こせるあたり、まだ完全に病んではいないし、死んでない。

 

折角誕生日で自分REST@RT出来る記念日だ。生まれ変わろう、自分。

そういや、吉祥寺のスタ丼屋にめっちゃ心にくる格言が貼ってあった。完璧には覚えてないけど、確かこんな感じ。

「過去に戻って人生をやり直したいと思っているのだろう。でも、10年後の自分が人生をやり直す為に今戻ってきたんだよ」

 

とりあえずは絵を描こう。誕生日予定なくてつらいとか言ってる場合じゃない。

 

頑張る理由なんて山ほどあるでしょ?(スタージェットfromアイカツスターズ

 

頑張れ、自分。

 

 

 

……アイカツスターズが63話で止まっている。これも鬱の原因の一つなら、見るしかないのでは?

 

 

Grand Order 完了です…!(ネタバレ全開注意)

 

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8/5 0:00頃 僕の人理焼却を巡る最後の戦いが始まった…。

 

ソシャゲのレベルを遥かに超えた、墓まで持っていきたい、やって良かったと心から思えたゲーム、それがFGOでした。ラストバトルまでの感想、率直な想いを忘れない内に書き殴ります…!

 

・全員集結

・マシュVSゲーティア

・最終決戦

 

・全員集結

RPGのお約束とも言える、ラスボス前の「今までの仲間全員集結」や「過去の激戦の振り返り」演出が大好きで、終章は満足度指数500%オーバーチャージだった。FGOは「たかがソシャゲ」なんて言わせない、「確かな感動」を与えてくれるゲームだった。

主人公達のピンチにジャンヌが先陣を切って、「今は互いに背中を預けよ!」と鼓舞するセリフが力強くてカッコよくて。各章の戦闘毎に懐かしい面々が認めあったり罵りあったり、想い想いの掛け合いするのゾクゾクする…。自分は最近になって急いでストーリーを進めたけど、リリース当時からやってた人は、この全員集結がどれだけ待ち遠しく、懐かしく、熱かった事だろうと思うと、やっぱりちょっと悔やまれる。2部はリアルタイムで盛り上がろうな!

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↑自慢の神性特攻が効かなくて首をかしげるノッブに笑った。

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↑僕の初めての☆5、クレオパトラも!早くイベント参加や幕間の物語追加まだかな。

各章毎の魔人柱戦のBGMが、各章のステージBGMの神アレンジで、戦闘も大いに盛り上がった。ここに来てFGOのBGM良すぎだろって思った。この戦闘曲、CD化されてるのかな…。

・マシュVSゲーティア

そして本題。ラスボスがソロモンで終わるわけないとは薄々思っていた。「こいつ、絶対変身する…!」例えばFF4のゼロムスのように、一体どれだけの怪物に変身?するんだろうと現れたのは…。

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良いッ!

このぐちゃぐちゃのドッシリ構えたラスボス感!こういうのだよこういうの!RPGと言えど、たまに奇を衒ってラスボスがひょろかったり子供だったり妙にこじんまりしてるやつがあって、「迫力ないんですけど…」って感じて拍子抜けするから若干ひやひやしていた。

(実際の戦闘はあれ、なんか小さくね?って思ったたけど)

そして無慈悲にも戦闘始まる前から主人公を殺すべく容赦なく宝具ぶっ放すゲーティアと、悟った表情で宝具を全力展開するマシュ。力と力、想いと想いの一対一のぶつかり合い。さっさとバトルに進めずにじっくりと宝具演出で再現してくれるってほんともう…。(最高すぎて布団の上で悶えてたオタク)

でも、ネタバレ受けてない僕は嫌な予感がした。地球上にそれを上回る熱量は無いといわれた究極宝具。これいよいよまずくね…?ラスボスに違わぬ、スケールの違い過ぎる一撃に、「今は遥か理想の城」はあまりにもちっぽけに見えて…。

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あああああああああああああああああああああああああああ!!

叫んだ。心の中でめっちゃ叫んだ。獣の如く叫びながら攻撃に耐えるマシュがかっこよすぎて。シールダーだけど、「今まで私は守られてばかりだった」「今度こそ先輩のお役に立ちたい…!」と、肉体すら消滅しても決して折れない心に泣いた。個人的に終章で一番感動したシーンだった。

(6章のニトクリスもそうだけど、無我夢中でカッコいいとこもってく君たちずるいよ…)

・最終決戦

深夜2時を越えたけどテンションが高まりすぎて、正直無心でラストバトルやってた。結論を言うと朝の5時までかかった。レベルを上げすぎてあっさり勝っちゃった。なんて拍子抜けた事はなく、初めてFF4をやった時のような少年時代の感覚が蘇ってきてその時ばかりはほかの事は一切忘れてた。最高の休日徹夜だった。

終戦、やっぱり思い入れのあるパーティで勝ちたかった。いくら強くたって、思い入れの無いキャラで楽にボスを倒して、一体何の感動があるのか。僕は戦略度外視でパーティを組み、(マリー/クレオパトラ/ナイチンゲール/諸葛孔明/アルトリアオルタ)

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負けました。

「は?」「え?」1ターン目からあのビーム何?あの威力何?そっかーこれは負けイベだ!…と思ったけど当然ような顔して出てくる「コンティニューしますか?」

でも戦闘を続けて分かった。1ターン目の馬鹿みたいな(逆に設定通りですごいんだけど)破壊光線は1ターンのみ。対宝具&クリティカルバフもそのうち消える!これは令呪1回は前提の凝ったラストバトルだ。憎いね~~~

ぶっ殺す!!!!!

マシュのためにも。ここから、真夜中の対ゲーティア3時間バトルが始まった。だが…。いでよ!序盤から終盤まで助けてくれた至高のMyFavoriteアイドル達よ!!

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(最初の2人は1ターン目で倒れ、ガッツで生き残ったエリちゃんが防御デバフと攻撃バフでマリーとクレオパトラに繋げる…。後から聞いた話、ゲーティアの破壊光線は宝具封印、あるいはスタンをかければ回避出来たそうな。最後まで気づかなかった…)

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でも…。

何度目か分からない挑戦だけど、それでもマリーを抜きたくなかった。FGOはどんな鯖でも活躍出来るって聞いてたし、実際その通りだし、絆レベル補正とか度外視してもやっぱり思い入れのあるキャラで勝ちたかったんだ…。

AM5時位。ついに…。

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決めてくれ!マリーーーーーーーー!!!!

 

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これ、映画か・・・?

意図せず、最高のメンバーで最高の決着で勝利を飾る事が出来た。マリーの残りHPは671。惜しんで聖杯やフォウくんを使わなかったら負けていた。お気に入りのサーヴァントを大切にする選択は間違ってなかったんだって。感極まって何も言えなくなったし、この後風呂入って湯銭の中で寝落ちした。

結局戦闘自体は効率とかあったもんじゃなく、見る人によっては何してんだコイツって思うかもしれないけど、ゲームは楽しむ事が第一だし、基本的に楽しむ、のめり込む事が得意な自分はプレイヤーとしてもマスターとしても100点満点だったと思う。

楽しんだもん勝ちってね。

 

本当に、冬木からずっとずっとありがとう、マリー・アントワネット・・・!

 
・終わりに

8/5 AM11:00

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ゲーティア戦、まだあったのか!!

ただ、この1戦も自分の中では思い入れの深いシーンだった。物語のラスボスって話が壮大になればなるほど主人公と敵対する理由が「なんか深い事言ってるけど正直よくわかんない」って感じになりがちだけど、この時のゲーティアはラスボスとか以前に人間味があって印象に残った。

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主人公を殺そうが、勝とうが負けようが、ゲーティアの敗北は変わらない。最早戦う必要が無い。意味が無い。「だが――」。

どうにもならないんだろう。この感情は。自分を止められないのだ。理屈も論理も筋書きもない。でも戦う。

そんな人間ドラマが、FGOに関わらず僕はたまらん好きだった。

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感動をありがとう!!

激アツの7章からノンストップで一気にクリアしたけど、本当に熱い戦いと感動の、英霊以前の人間ドラマがこのEDを最高にしてくれた。積み重ね故の感動だと思う。fateってブランドの本気と熱意を感じた。今までfateってなんか古参のファンが多い作品って感じて敬遠してたけど、突っ込んでみるべきですねこの深い沼(笑)

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↑タイトル画面もバージョンアップ。まだまだ続くぞやったね!

総じて、なんか自分のソシャゲ論にも甚大な影響を与えたFGO、ほんとは肝心のマシュについても色々語りたかったけど、そろそろ3000字を越えて疲れてしまった。

今回はこの辺りで。色々好き勝手書き散らしたけど、これを1年後、3年後と振り返った時に、「あの時間は、あの思い出は無駄ではなかったんだ」と、そう思えたらこのブログは意味があったって思えるなって…。

 

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マシュだけじゃなくて自分も生きる意味を考え始める今日この頃、俺もなんとか、なんとか人生を前に進めなければ…。

 

FGO7章 最高でした

・はじめに
去年の11月、友人にFGO勧められた時はまさかこんなに心揺さぶるほど面白いとは思わなかった。テンションが高まってる内に、余韻に浸っている内にこの気持ちを書き殴りたい。尚、常々申し上げておりますが、半分自己満足と勢いで書いてるので文章が滅茶苦茶な時があります。ご了承ください。
・絶対魔獣戦線 バビロニア
皆大好き、ギル様が特異点の中心人物であるストーリー。章毎に苛烈さを増してくFGOだけど、最初からクライマックスみたいな勢いだった。大雑把に要約すると迫りくる魔獣から町を守れ!ってスタンスだけど、圧倒的戦力差の中で奮闘するギルガメッシュ陣営と女神VSティアマトとの闘いは、「まだあるのか!まだ倒せないのか!」って感じのどんでん返しの連続で、止まる事が出来ずに最後の方は5時間くらいぶっ続けでプレイしていた。良い休日の過ごし方だった。6章がドラマ的楽しさなら、7章はドキュメンタリー的な楽しさだった。
…章の最初から振り返るとありえん長さになるのでいきなりクライマックスから書く
・クライマックス~ティアマト出現~
FGOのネタバレ全くと言っていいほど食らってなかったからこそ、「超・ラスボス」って感じのティアマトは現れただけでめっちゃ興奮した。グラブルだと1ターンキルだけどね)
そして、ラフムと黒い海に覆われていく世界…。

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この絶望感ウルク・・・!ウルーーーーク!!!ってどこかの金色のガ●●●で叫んでそうな風の呪文を唱えつつ、先へ。
FGOのステージが状況に応じて変化していくのすごく凝ってて好き。

三女神やアナ(ゴルゴーン)があの手この手を尽くしてなんとか、なんとかティアマトを止めようとするんだけど歯が立たず、マシュだけでなく自分も戦意が失せるよこれ…。

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↑そして私の綺麗なだけの花…。いや、めっちゃ助かりました回復4000…。

本当に本当に色んなキャラの色んな力で協力していってる感じ堪らん…。まさかこのキャラが絡むワケないだろ…ってくらい、個性が強い一人一人が最後に集結する群像劇…ほんとに御馳走さまです。めっちゃおいしいです。ありがとうございます。

・ラストバトル

そして、主人公たちの尽力により生き残ったウルク市民500人も、とうとう8人になり、ついにはギル様1人に…。zeroのギル様が個人的に一番印象にあるから、絶対的な差の前に寧ろ飄々としている今回のギル様を見てるとほんとにつらい…。しかも、「あの」ギル様がティアマトのビーム攻撃から主人公をかばい…。

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うわああああああああああああああ!!

打ってくれ、王の号砲打ってくれ!!!(もう打ったわボケbyギルガメッシュ

惚れた。完全に惚れた。カッコよすぎるなんだよこれ反則だろ…。まさしくウルクに最後、仁王立ちするギル様が絵になりすぎてて…。周囲の大量のラフムに微塵も意に介さない所もほんとに素敵。

(僕もこんな絵を描けるように頑張ろう)

でも最後は奮闘するが及ばず、ティアマトにやられてしまう。文章描写では直接描かれなかった。見たいような見たくないような見たいような…。

ぜってええええティアマト倒すぞオラァ!って気概でVSティアマト戦

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終戦はFFを思わせる、巨大な敵を部分部分で倒していくスタイルで、これまたテンション上がった。

ナイチンゲールが!マシュが!マリーが!皆が宝具をぶっ放し、皆長い付き合いのメンツだから1戦闘だけでドラマになっててもう…。そして、やはりくると思った「英雄王ギルガメッシュ」。あの傲慢な王様がこれ程カッコいいとは思わなかった。セリフもストーリーに合わせてくれてて臨場感もアップ。本戦では実は真っ先に落ちたけど、「手柄をくれてやろう」って感じで後退したんだ勝手に妄想してました。トドメはナイチンゲールのバスター。実際に7章にナイチンゲールがいたらあまりの悲惨さに、無情さに本気でブチ切れてたと思う…。

・終わりに

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とにかく!めちゃくちゃ楽しい!!

冒頭でも述べたけど、ここまで面白いって本当に思わなかった。ゲームをやるやらないは人の勝手だけど、もしちょっとでも興味あるなら絶対FGOのストーリーだけは読んでほしい。絶対後悔なんて無いし、やってよかったって心の底から思う。最終戦を前に、自分もなぜ2016年12月にやっていなかったんだろうって凄く後悔してる。

(絶対最終章泣く自信がある…。)

とりあえずこんな感じだろうか。自分があの時の感動を忘れたくないが為だけに書き散らしたけど、途中から一目を気にした書き方になってたような気がして、やっぱもっと自己満足度アップで次から書いてこうと思いました。

明日仕事か…。

 

 

とりあえず今日はここまで。のんびりじっくりと、ソロモンで戦ってきます。

 

 

マリー可愛いよマリー。